テーマ:安倍内閣について(34)
カテゴリ:政について
臨時国会の召集要請を拒否する中、8月24日、安倍首相が、前の週の検査の続きと称して2週続けて慶応大病院に入った。 8月25日は前法相で衆院議員の河井克行、妻の参院議員・案里両被告の初公判。 安倍首相も同じく「桜を見る会」前日の食事会の件で公職選挙法違反で刑事告発を受けた身だ。 候補者名簿で党内の異論を締め出し、内閣法制局長の首をすげかえるなど人事で官僚を支配した安倍内閣の盤石の体制の歯車が狂い始めた。 2020年8月24日 日刊ゲンダイDIGITAL
…(略)… 河井夫妻の公判の焦点は、巨額買収資金の原資だ。 参院選のあった昨年4~6月に自民党は夫妻側に計1億5000万円を提供。 金権選挙の元手となった可能性が指摘されている。 はたして誰が破格の資金提供を指示したのか。 仮に検察側がこの問題に言及し、党総裁としての安倍首相の関与にまで踏み込めば一大事。 その責任は免れない。 さらに安倍首相自身を追い詰めているのが「桜を見る会」の問題だ。 前日に安倍首相の後援会が主宰した「夕食会」を巡り、最高裁の元判事を含めた弁護士・法学者ら662人は今年5月、公選法と政治資金規正法違反の疑いで安倍首相と後援会幹部の計3人を刑事告発。 安倍首相は法的責任を問われかねない立場となった。 身勝手人事も東京五輪延期で狂う あれだけ安倍首相周辺が黒川弘務元東京高検検事長を検事総長に据えようと躍起になった裏には、安倍首相の刑事責任をかわす狙いもあったのだろう。 だが、「官邸の代理人」は世論の反発と賭けマージャン事件であえなく退任。 その上、警察庁人事も望み通りに進んでいないようだ。 今年1月、警察庁長官に松本光弘氏が就くと共に、ナンバー2で次期長官ポストの次長に中村格氏が栄転。 中村氏は2012年12月から15年3月まで菅官房長官の秘書官を務めた。 警視庁刑事部長だった15年6月には、ジャーナリストの伊藤詩織さんが性被害を訴えた“アベ友”の元TBS記者への逮捕状執行取り消しを指示した人物だ。 「松本長官は同時期に就任した斉藤実警視総監と共に警備・公安畑で、東京五輪の警備・テロ対策シフト人事。 2人とも、いわゆる政治からは距離を置いた中立派とみられています。 そのため、官邸サイドは五輪終了後に『約2年』の長官任期の慣例を破り、“官邸の番犬”の中村次官をトップに昇格させるとも、ささやかれていたのです」(警察事情に詳しいジャーナリスト) ところが、この身勝手人事も五輪延期で狂ってしまった。 ― 引用終り ―検察・警察のトップを牛耳り、辞任後も自身への捜査を封じる安倍首相の「盤石シフト」は崩壊。 おちおちと眠れず、ますます健康を害してしまうのではないか。 たぶん東京地検特捜部は、安倍内閣の味方ではないから、根拠があれば起訴される可能性が高い。 安倍さんは首相を辞めたら即、告訴される可能性がある。 内閣支持率がどんなに下がろうと、辞めるのはできるだけ引き伸ばした方がよいだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年08月25日 06時00分05秒
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