テーマ:ネット社会の到来(3)
カテゴリ:サイバーパンク
近未来のサイバーパンク社会では、肉体にコンピューターが埋め込まれていたり、接続部が埋め込まれたりして、仮想世界を自由自在にさまよい、操る世界が描かれていることも多い。 肉体とネットの常時接続される日が意外とすぐにやってきそうだ、という記事が下記。 音声入力の発達と電脳のAIによる会話の高次元化がこれらを可能にする。 GAFAが本気で参入する動画、スマホの「次の市場」 ほとんどの日本人が気付いていない 緒方 憲太郎Voicy代表取締役CEO 金子 祐紀コエステ執行役員 宮坂 貴大BONX代表取締役CEO 八木 太亮オトナル代表取締役 2021/06/19 PRESIDENT Online … (略) … 「耳に“小さなコンピューター”が挿さっている」生活 【宮坂】僕は中でも、イヤホンの方に注目しています。みんなの耳に、常にちっちゃいコンピューターが入っている状態になる。通勤途中だけでなく、仕事をしているときも遊んでいるときも常にイヤホンをつけているのが普通になるでしょう。そのときの新しいコミュニケーションとか会話のあり方をBONXで作りたいと僕らは考えています。 【八木】聴覚の拡張って、もはや「人間の拡張」なんじゃないかと思うんですよね。視覚の拡張ではVR(仮想現実)がありますが、あのゴーグルはずっとつけているわけにはいかない。でもワイヤレスイヤホンって、電池さえ切れなければ一日中つけていられるんじゃないかと思うんです。」 この間僕、会社を出てワイヤレスイヤホンのケースを開いたら中身がなくて、「なくした!」って思って焦ったんですけど、耳に挿さったままでした(笑)。 【緒方】めがねを頭にのっけたままで「めがねがない、めがねはどこ」って探すみたいな(笑)。 【八木】そうなんですよ。もう、めがねと同じで、人体の一部に限りなく近いなと。コエステさんのような技術があれば、自分の代わりに声を出してくれるようになりますし。 しゃべることって、とても原始的なコミュニケーションです。今起きている変化は、人間の感覚を拡張する感じがします。だから音声の領域ってワクワクするんですよね。 居酒屋ではイヤホンをしたまま会話 【緒方】2019年にAirPods Proが出たときに、ノイズキャンセリング機能だけでなく、イヤホンの外の音も聞こえるようにしてきたのにはびっくりしました。イヤホンが聞かせる音の世界を大事にしつつ、さらにイヤホンの外の音声を重ねてくるという思想です。聴覚が拡張したというか、耳が外に飛び出たような感じだなと思って。 【宮坂】オーディオ・トランスペアレンシー(audio transparency)ですね。「外部音取り込みモード」などと呼ばれています。アップルは、こういう機能を搭載することで、イヤホンを常に耳につけていてほしいのだというのがわかります。 ― 引用終り ― 人間の脳は電脳ほど記憶することが得意ではないし、マルチタスクの情報処理は電脳の能力に及ばない。 常時に肉体とネットが接続状態にある社会のはらむ課題は人間の頭は複数の複雑な内容を同時に考えること、一つのことを常時考えることに向いてなさそうなことにある。 複数のことを常時考えることに向いていない者、正解だけが常に要求される社会に耐えられない者は、うつ、双極性障害などの心身症になるおそれが多い。
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最終更新日
2021年07月04日 06時00分08秒
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