テーマ:コレステロール!(8)
カテゴリ:ダイエット、健康
過剰が邪悪視されているコレステロールは、全身の細胞膜、ホルモン、胆汁酸などの必須材料。 だが、血管内の余分なコレステロールは血管の内側にたまり、動脈硬化を起こす原因となる。 動脈硬化が進むと、血管の弾力性が失われて硬くなり、血管の内側が狭くなって血液が流れにくくなる。 「善玉」といわれるHDLコレステロールは、血管の内側に沈着したコレステロールを取り除いて肝臓に戻る働きを担っている。 「悪玉」とされる、LDLコレステロールは運ぶ機能だけをになっている。コレステロールの供給は重要な役割だが、過剰は禁物ということであり「悪玉」は一方的な見方。 コロナ禍で改めて注目 2021/12/18 日刊ゲンダイ ヘルスケア … (略) … ■画像診断検査を活用すべき そんな中、最近になって「LDL低下療法は、75歳以上の高齢者でも75歳未満と同じように心血管イベントの抑制に効果的」とする研究が世界的な医学誌「ランセット」で報告された。米ハーバード大学医学大学院の研究チームが、24の試験を解析した「CTTC」と、5つの単独試験を合わせた6つの研究論文を対象にメタ解析を実施。その結果、高齢者における主要血管イベント(心血管死、心筋梗塞などの急性冠症候群、脳卒中、冠動脈血行再建術)のリスクは、LDL値が1mmol/L低下すると26%低かった。 これは、75歳未満の場合(15%のリスク低下)と有意差がなく、高齢者でもLDLを下げるコレステロール低下療法は有益であることがわかった。 「この研究では、スタチン治療とスタチン以外のコレステロール低下療法についても解析していて、どちらも主要血管イベントを有意に抑制していました。論文の著者は、『高齢患者におけるスタチン以外の薬物療法を含むコレステロール低下療法の使用に関するガイドラインの推奨を強化するもの』としています」 日本でも、75歳以上の高齢者についてはLDLコレステロール低下療法などによる厳格な管理は強く推奨されてはいない。しかし、新たな海外の研究を参考にして、今後は高齢者のコレステロール管理についてきちんと確立すべきだという。 ― 引用終り ― 高齢社会の日本で、社会のためにも高齢者が健康に長生きするためには、高齢者のコレステロール管理が重要となる。
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最終更新日
2022年01月15日 06時00分09秒
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