テーマ:アンチエイジング(223)
カテゴリ:ダイエット、健康
「不老長寿」という言葉があるが、古代からの死を避けられないヒトの憧れなのだろう。とんでもない長寿の記録はあるが、老いない人は見たことがない。 日米の老化に関する調査研究は、「自分は年寄りだと思った人が年寄りなのだ」ということ示しているという。 米国では、「主観年齢」が実年齢より若いと思っている人は、うつ病の発症リスクが低いとか、認知症のリスクが軽減されるという結果が出ているという。 「願えば叶う」というのは量子論的考え方でも意味アリとされている。 ただし、「老化のスピードには45歳の時点で大きな個人差が生じる」という調査結果もあるとのこと。 「いつまでも若くありたい」と強く願い、45歳前後から、様々のアンチエイジング対策をすすめると、老化を遅らせることができるらしい。 長寿を左右するのは「実年齢」より「主観年齢」 老化のスピードは45歳で個人差が生じる zakzak by夕刊フジ / 2023年2月18日 健康長寿のハードルとされる年齢壁、つまり「65歳」「75歳」「85歳」を乗り越えるため、何をすべきかを述べてきました。 そうした「実年齢」の壁とともに大事なのが、「主観年齢」です。いまの自分自身が感じている年齢が主観年齢で、これが若ければ実際の老化の進行が遅くなるという調査研究があるのです。つまり、生まれてから何年経ったかよりも、自分はいま何歳を生きているのかという感じ方の方が大事だというわけです。 例えば、人の年齢を聞いて驚くことがあると思います。年を取っても若く見える人、それ相応に見える人、より老けて見える人がいますが、このうちもっとも健康で長く生きるのは年を取っても若く見える人です。それはその人が若い気持ちで生きているからです。 日米の老化に関する調査研究が教えてくれるのは、「自分は年寄りだと思った人が年寄りなのだ」ということです。 … (略) … つまり、人間は「いつまでも若くありたい」と願い、その願望が強いほど長生きするのです。 ただし、ともかく若いと思い込み、主観年齢を若くすればいいのかというと、そうでもないようです。老化スピードの個人差がどうして生じるかを調査した最近の論文によると、老化のスピードには45歳の時点で大きな個人差が生じると言います。これはニュージーランドで同年齢の住民を20年間追跡調査した結果ですが、高齢になってからの老化のペースが速い人では、45歳時点ですでに頭部MRI画像に、大脳皮質が薄い、海馬の体積が小さいなどの変化(認知機能の低下)が生じているというのです。他の身体的機能の低下も45歳時点で生じていました。つまり、45歳がターニングポイントなのです。 つまり、老化を実年齢だけで判断するのは間違いだということです。今後、研究はさらに進むでしょうが、いま言えることは、中年期からアンチエイジング対策は必要ということ。そして、そのためには主観年齢を常に若く保つ努力が必要ということでしょう。 現時点で老化のメカニズムは完全に解明されておらず、老化のスピードを遅らせる方法もわかっていません。ただ、老化に関する遺伝子の寄与率は25~30%とされ、残りの70~75%は、環境(食生活、生活習慣)と精神的なものとされます。 ― 引用終り ― 45歳を過ぎてしばらく経っているわが身は、なすすべなしか? 記事は、「長寿を願うなら、「自分は年を取った」などと、けっして思わないことです」と結ばれている。衰えを自覚しない老人は、はた迷惑だろう。 「憎まれっ子、世にはばかる」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年03月06日 06時00分10秒
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