テーマ:人工知能(226)
カテゴリ:自動車メカ、部品
市街地での自動運転には様々な課題が伴う。 それを解決するべく自動車メーカーだけでなく、ソフトバンクをはじめとするIT企業、電機産業など様々な企業や団体が研究開発をすすめている。
ソフトバンクとトヨタは両社の共同出資により設立した「MONET Technologies」で新しいモビリティサービスやMaaSビジネスの実現に向けた取り組みを行っている。 MaaS(マース)とはモビリティ・アズ・ア・サービスの略。さまざまな形態の輸送サービスを統合した、オンデマンドでアクセス可能な単一のモビリティサービス。MaaSオペレーターは利用者の要求を満たすべく、公共交通、ライドシェア、カーシェア、自動車シェア、タクシー、レンタカーなどさまざまな交通手段のメニューを用意する。この中には自動運転も含まれる。 アンテナ多数のテストカーの正体、 ソフトバンクに聞いてみた! 2023年7月3日 くるまのニュース ソフトバンクは自動運転の実証実験を各地で行っていますが、東京都の芝浦エリアでは日本で未発売のトヨタ大型ミニバン「シエナ」がテストカーに使われていました。 ■日本で未発売のトヨタ「シエナ」がソフトバンクのテストカーに採用されている… 2023年6月下旬にSNSで「自動運転のテストカーにトヨタ・シエナが使われている」という旨の投稿がありました。 トヨタ「シエナ」は北米を中心にアジアの一部で販売されている同社最大のミニバンですが、日本では正規販売されていません。 なぜ自動運転のテストカーとして採用されていたのでしょうか。 海外市場を中心に販売されるシエナは1997年に初代が北米市場で発売。現行は4代目が2020年末より販売され、この代から全車ハイブリッドになっています。 元々シエナは米市場向けに展開されていましたが、4代目では米国工場分をカナダ、メキシコ、台湾、韓国に輸出。中国向けは現地生産しています。 ボディサイズ(XSEグレード)は全長5184mm×全幅1993mm×全高1770mm×ホイールベース3060mmとなり、新型「アルファード」の全長4995mm×全幅1850mm×全高1935mm×ホイールベース3000mmよりも一回り大きいサイズです。 なお過去には日本のショッピングモールにて参考展示した他、トヨタ「ノア/ヴォクシー」のメディア試乗会に展示した実績があります。 その際、トヨタによれば「(2022年1月時点)日本のナンバープレートを装着した4代目シエナは『XSEグレード(赤いボディカラー)』と『プレミアム(色未確認)』の2台だけ」と説明していました。 そうした中で今回、東京都内で4代目の「XLEグレード(白いボディカラー)」が目撃されました。 しかもこの車両はレンタカーなどが使用する「わナンバー」を装着しています。このシエナはどのような代物なのでしょうか。 ヒントを探すべく、謎のシエナの外装を見ると複数のカメラやアンテナが至る所に装着されており、ボディサイドには「AUTONOMOUS DRIVING TEST(自動運転実証実験中)や「ソフトバンク 先端技術研究所」、リアには「追越危険」など描かれています。 この謎のシエナの正体について、ソフトバンク 先端技術研究所が「自動運転のレベル4の解禁に向けた実証実験」として東京都港区の竹芝エリアで2023年1月から開始しているものでした なおソフトバンク 先端技術研究所は、2022年4月に設立された新しい技術を社会実装するための研究・開発を行う組織です。 自動運転は、2023年4月の改正道路交通法の施行に伴って、レベル4(高度運転自動化)が解禁されています。 ソフトバンクでは、自動運転のレベル4の解禁やこれらの課題解決を見据えて、持続性が高い自動運転サービスの早期社会実装を目指し、運行業務の無人化などに向けた実証実験を実施しています。 実証実験の概要としては「自動運転のシステムに関する検証」と「デジタルツインによる運行の最適化に関する検証」を軸に行われています。 「自動運転のシステムに関する検証」では、将来的な運行業務の無人化を見据えて、「車外の遠隔監視AIによる自動化」と「自動運転車内の運行支援システムの開発」を進めています。 「デジタルツインによる運行の最適化に関する検証」では、「シミュレーションによる経路設計の自動化」と「自動運転の運行システムへのフィードバック」を軸に進めているといいます。 ― 引用終わり ― 今回の検証でトヨタは車両を提供しただけとのこと。
各種の測定機器を搭載するには大型のSUV・シエナが適切。 高価になるであろう、レベル4の自動運転車市販にあたり日本が眼中にない、ということではないと思いたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年07月27日 06時00分11秒
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