テーマ:中国&台湾(3302)
カテゴリ:EV 電気自動車
中国自動車市場での電気自動車(EV)などの新エネルギー車の販売競争が激化している。 中国メーカーによる好調なEV輸出を反映して、海上輸送の1回の航海で輸送する台数が最多の自動車輸出になると、中国・新華網が報じたとの記事。 普及の拡大により不足、価格高騰が心配されていた新エネルギー車向けの電池の原材料価格も下落。中国国内市場では需要不足と供給過多の矛盾した状況が続いており、バッテリーの原材料価格の下落も相まって、新エネルギー車の販売価格の値下げ競争が続いてる。 多数あった新エネルギー車企業のうち黒字はテスラ、BYD(比亜迪)、理想、広汽埃安(AION)だけとされ倒産、撤退の報も相次いでいる。 実質BEVばかりの新エネルギー車専業企業は、輸出、海外生産しか生き延びる道はない。 BYDはハイブリッド、プラグインハイブリッドに注力し始めている。 がアモイ通関地から出航―中国 Record China 2024年1月25日 福建省のアモイ東渡港区の現代化ふ頭で23日、自動車約3700万台がRORO船「上汽安吉申誠号」に次々と積載されていた。同船は24日にアモイ港を出港して欧州に向かう予定で、この航海は厦門通関地にとって海上輸送の1回の航海で輸送する台数が最多の自動車輸出になる。新華網が伝えた。 ここ数年、アモイ港湾は良好なビジネス環境をよりどころに、新エネルギー製品輸出の重要な海上輸送ターミナルになっており、2023年は新エネルギー自動車8万5000台がここから輸出された。 ― 引用終わり ― 中国が自動車輸出世界一になったとしても、国内の不良在庫のたたき売りの要素が大きいと考えられる。 自動車を輸出するにあたり最も低コストなのはPCC船(自動車運搬専用船)。 RORO船ではなくPCC船で中国が輸出を開始するならば、定常的に輸出できるということであり、中国の新エネルギー車メーカーが、世界市場での脅威となる。 今のところ、EUも米国も様々な輸入規制策を講じており、中国による大量の自動車輸出が恒常化する気配はない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年02月07日 06時00分12秒
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