テーマ:京都。(6076)
カテゴリ:講演会
【2017年3月25日(土)】
櫻谷文庫の見学(の後、午後は京都アスニーでの講演会、「京都学講座」の「後鳥羽上皇・二条良基が眺めた庭園-鎌倉・室町時代-」を聴講に行きました。「京都学講座」は、月に3回程度、土曜日午後に行われている無料・申込不要の講座です。 今日の講師は、京都考古資料館 副館長の山本雅和氏。氏の講演会は1月のガイド会の研修でもお聴きし(こちら)、2月には上京区での講演会でもお聴きしましたので(こちら)、これで3回目ということになります。上から目線ではなく、分かりやすく楽しく、好感のもてるお話をされる方なので、この方の講演会を聴くのは楽しみです。 いくつかの発掘庭園の例を挙げながら、鎌倉・室町時代の庭園の特徴を説明してくださいました。(当日配布された資料が公開されています。→こちら) 主な京都の発掘庭園一覧(鎌倉・室町時代) (本講演会資料から) 鎌倉・室町時代の庭園の特徴をまとめると、下記のようになります(これも研修資料から)。 ・平安時代からの変化 宸殿造→主殿造・書院造 浄土式庭園→禅宗様式の導入・枯山水庭園の盛行 ・立地 分類:「山頂型」・「山腹型」・「山裾型」・「斜面・平地型」 京都の庭園 郊外の庭園 =山裾型 市街地の庭園=平地型 ・構成要素 泉・池・中島 洲浜・景石・滝石組 遣水・導水路・排水路 建物 樹木・草花(・魚・鳥・昆虫・・・) ・「洛中洛外図」に登場する庭園 武家:室町殿・細川殿・曲厩 公家:二条殿・近衛殿 寺社:西芳寺・相国寺・北野社 ------------------------------------------------------------------- よろしかったらぽちっとお願いします。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019/05/27 04:04:59 PM
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