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ワルディーの京都案内

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2017/05/19
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テーマ:京都。(6076)
カテゴリ:講演会
2017年5月19日(金)】

 今日は色々忙しく京都の中を歩き回りました。

 午前中
 1)京都アスニー ゴールデン・エイジアカデミー『徳川慶喜からみた大政奉還』聴講
 午後
 2)ガイド会年次総会
 3)ガイド会全体懇親会

 2)は、こちら、3)はこちらに投稿しましたので、よろしければご覧ください。

 この投稿では、1)について書きます。

 京都アスニー ゴールデン・エイジ・アカデミーは無料で事前申し込みもいらないセミナーです。今月は大政奉還150年を記念して、それに関連した講演が3回あります。

 今日はその2回目で『徳川慶喜からみた大政奉還』と題して、霊山歴史館 副館長 木村幸比古(さちひこ)氏による講演でした。

 講師の木村氏はマスコミによく登場する方ですが、生でお話を聞くのは初めてでした。さすがお話がお上手です。




 以下、レジメと講義メモから。

●徳川慶喜の生い立ち
  徳川慶喜(1837~1 9 1 3)父は水戸藩主徳川斉昭、母は有栖川宮織仁の王女吉子(富美宮)の七男、元服のとき、将軍徳川家庭から一字拝領で慶喜と改めた。天皇の血筋を引きプライドが人一倍強くかった。

●禁裏守衛練督となり御所を護る
  禁門の変で慶喜は、長州と会津の私闘と考え出陣を控えていたが、御所に長州軍がせまると急きよ出陣した。この戦いで京都市中の3分の2を焼失、天皇の庭を焼いてしまった。

●幕臣にも大政奉還諭者がいた
  龍馬は「天下の人物というは、徳川家には大久保一翁、勝海舟」と称し、この2人の大政奉還論者に加え、政事総裁職松平春嶽も大政奉還をして一大名となるべきと進言した。だが孝明天皇の信任を得て将軍職につき、軍制改革に着手した。、

●江戸城に一度も入らず
  15代将軍に就任すると、二条城と大坂城で100日余り執務し、一度も江戸城に入らなかった。江戸幕府というより京都では和宮降嫁で徳川幕府の考えがつよかった。

●大政奉還をいつ頃に決意
  慶書は晩年「我が手により幕府を葬り(大政奉還)、一朝、一タにあらず、すでに宗家の相続の際(慶応2年8月)にも、はた将軍職御請けの際(同年10月)にも、これを断行せんと」と語った。2回返上を考えた。政権返上する時期をうかがっていたという。

●大政奉還の舞台裏
  慶応3年(1867)10月11日、幕府の通達「国家の大事見込み御尋ねの儀これあり侯間、詰合いの重役、明後13日四ッ時(午前10時)二条城へ罷り出づ可く侯」と各藩の留守居役(50名)に通達した。人集めに苦慮した幕府は代理でも可能とした。黒書院幕臣板倉勝静から一枚の書面(従来の旧習を改め、政権を朝廷に帰し、広く天下の公議を尽くし)が配られたが。そこに慶喜の姿はなく、別の間で慶喜に、小松帯刀後藤象二郎ら4名が敬意を表した。14日、二条城では、大政奉還の絵画で描かれている劇的な式は一切なく、朝廷へ奏上文を提出した。

●龍馬の大政奉還論(新政府網領八策)
  土佐藩は公議政体の倒幕論もって臨んだが、岩倉具視と薩摩藩、長州藩は、武力討幕で領地返納(財源の確保)を目論んでいた。龍馬は同志と近江屋にいて、後藤象二郎から大政奉還を2日後に知らされ知った。新政府の人事を慶喜も加えた案を作成した、後藤と中岡慎太郎が岩倉に伝えた。王政復古の大号令の岩倉の刷新人事では、慶喜の名前はなかった。

・大政奉還は世界でもまれな武力によらない政権交代

・二条城を追われた慶喜は、裏門(西門)から出て歩いて出た。

・明治改元にあたっては、宮中賢所において、その選ばれた元号の候補の中から、明治天皇御自らくじを引いて選出した。江戸城には洋服姿で現れた。


 面白い講演会でした。



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最終更新日  2019/06/01 03:53:07 AM
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