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2010.09.25
カテゴリ：NHK朝ドラ-2＞つばさ～純と愛
源兵衛父さんのラッパ・エピは
ももももしやトランペットが登場する『てっぱん』への前振りか… と、一瞬疑惑にかられてしまった私は致命的なまでに朝ドラ脳！？ …ひじゅにですが何か？ 「横見たらいつもお前が立っとったなあ、ボンヤリした顔して」 さすがに航空母艦とは言わなかったな＞ぉ つーか、 「ボンヤリ」という言葉に泣けるなんて… 源兵衛父さんに始まって終わった最終週― 最初の安来編の時から、泣きのシーンといったら源兵衛父さんだった。 調布編になり出番が減ったかと思ったら、所々で登場し 登場すれば画面を掻っ攫った（笑） 『どんど』の汚名を漱ぐばかりか、隠れ主役を演じきった大杉漣GJ  イトツの時にも書いたけど、臨終の瞬間を出さないのが良かった。 おばば、貴司さん、イトツ、源兵衛父さんと複数の死が描かれたけど 寂しさと共に優しい後味が残ったのが、ドラマ全体を象徴しているかも？ そういう風に思えのはイカルがイトツの仏壇に向かうシーンが挟まれたからかな。 「何もかも正反対、でも案外楽しくやれるかもしれませんね」 本当に、イトツと源兵衛父さんが仲良くしている姿が浮かんできた。 本当に、そうやって皆がいつまでも一緒にいられたら良いのに。 この言葉はイカル&イトツにも言えること。 源兵衛&ミヤコにも言えるし、勿論しげる&布美枝にも言えること。 さり気に、このドラマのテーマのひとつを語っているのか？ 源兵衛父さんのおかげ（？）で最終回は安来― 20周年謝恩パーティには仕事関係の人々が… 村井家には商店街関係の人々が… お葬式には飯田家親族が… 懐かしい顔ぶれが集まるには格好の舞台設定であると同時に、 だんだんと布美枝に集約されていく様子なのがドラマ構成として上手いかも？ 貴司さんのお葬式の時にも書いたけど、 悲しいはずのお葬式で和やかに笑い合うのって結構リアルだよね。 女性陣が喪服の上に割烹着を羽織って台所仕事するのもリアル。 思い出話にシミジミするのも勿論リアル。 子供達の見合い結婚が全て上手くいって 源兵衛父さんには見る目がある！ というのは視聴者はとっくに思っていたこと。 それを最終回になって台詞でハッキリ説明するのは、ある意味答え合わせ？＞ぇ 唯一恋愛結婚し、途中で揉め、修復したと思ったら早世してしまった貴司さんの 奥さん（だよね？）の前でそう言っちゃうのはナンダカナ… という気がしなくもなくもなくも…だったけど＞こらこら でも、父さんが最後の日々に貴司さんの子供の頃の玩具のラッパを吹いていた… という話は奥さんには嬉しかっただろう。 「村井さんには酒は禁物ですけん」 結婚式の日の失敗を最終回でやっとこ回収する横山さん。 「反対しとったんです」 輝子叔母さんまで、当時のことを今になって告白。 さすがのミヤコ母さんは、対戦に備えて父さんが詰め碁をしていたと しげるを持ち上げる話題を出して場をフォロー＞ぇ さらに子供達（ユキエ姉さんの孫？）は、絵をせがんで しげるの立場をさらにフォロー＞ぇ 「鬼太郎描いて」 「目玉おやじ描いて」 と頼まれたのに、 ねずみ男と一反もめんを描く、しげるって…＞ぇ 「似とるだろ」と布美枝を指す、しげる。 そーいや最近、壁に掛けてた一反もめんが動く…というシーンがなかったな。 ここで再び一反もめん＝布美枝を示すための効果？ つーか、これこそがフォロー？ 「もう」 一部（大部分？）男性視聴者に好評の布美枝の台詞が最終回でも登場（笑） これぞ萌え台詞？ 両親が見合い5日後に結婚したという話を今日まで知らなかったらしい藍子&喜子に ミヤコ母さんが話し始めるところで画面が変わったけど、 おばばを語り手として完結した今の『ゲゲゲ』に代わり ミヤコ母さんを語り手とした新たな『ゲゲゲ』が明日から始まって ループし続けてくれても、ひじゅには一向に構わないぞ（笑） しげる&布美枝の散歩― 初めてのデートにはナズナ、そして今は彼岸花。 初めての出逢いは、べとべとさんを避けた道の端、そして石段。 今は石段から、道の端へと逆の順番。 同じ様に手を繋ぎ、 でも今回は布美枝も呪文を知っている。 布美枝は確信したみたいだけど、しげるはボンヤリなままなのが良い（笑） べとべとさんは姿を見せず、 でも彼が案内して来たかの様に、鬼太郎達が背後に現れる。 「な～んだ、皆おったのか」 「ずーっと一緒だったんですね」 イトツの最後の台詞にも重なるし、 「見えんけど、おる」をもっと身近に、もっと積極的にした感じの言葉だよね。 実話ベースなのに、ファンタジーに仕上がっているところが凄いと思う。 画面を中途半端に横切っていった某前作と違い＞あ、また比較してしまってスマソ 画面奥、視聴者にとって前方に歩んでいく夫妻の背中で終わったのも感慨深い。 その後姿が、最後の安来の写真の中にスッポリ納まっているところも  これは、タイトルバックの自転車シーンの後の空白のコマの中に入るのだろう。 でも、その後にもまだ空白のコマが沢山残っている。 それが、とても素敵だ。 『歴代朝ドラ寸評モドキ』に『ゲゲゲ』を加えるのは 近いうちが良いか、もっと先が良いか悩み中です（笑） 応援クリック、よろしくお願い致しします      にほんブログ村 人気ブログランキングへ blogramランキング参加中！ 朝ドラ『ファイト』～『ゲゲゲの女房』感想は「REVIEWの部屋」に纏めてあります やっくんち
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