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『世界史の極意』 佐藤 優(著) NHK出版 2015年1月10日 「資本主義と帝国主義」「民族とナショナリズム」「キリスト教とイスラム」の3つのテーマから、世界史をアナロジカルに読み解くことで、「新・帝国主義」の時代の平和実現の方策を探る。 目次 序章 歴史は悲劇を繰り返すのか? ―世界史をアナロジカルに読み解く 第一章 多局化する世界を読み解く極意 ―「新・帝国主義」を歴史的にとらえる 第二章 民族問題を読み解く極意 ―「ナショナリズム」を歴史的にとらえる 第三章 宗教紛争を読み解く極意 ―「イスラム国」「EU」を歴史的にとらえる 引用・参考文献 あとがき P40 『帝国主義』のポイントを一言でいえば、独占資本が 国歌と結びついているところに帝国主義の特徴がある、ということです。 P163 新・帝国主義が進行する現在、ナショナリズムが再び息を吹き返しています。合理性だけでは割り切れないナショナリズムは、近現代人の宗教と言うことができるでしょう。 宗教である以上、誰もが無意識であれナショナリズムを自らのうちに抱えている、その暴走を阻止するために、私たちは歴史には複数の見方があることを学ばなければいけないのです。 P200 アメリカ型の啓蒙精神によって、第一次世界大戦後のヨーロッパ知識人が格闘した啓蒙の闇の問題から目をそらされてしまったわけです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年01月09日 21時41分37秒
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