カテゴリ:読書
かつて、二次元の表現手法として純文学を頂点とする文学は、上等で高貴だった。 1960年代、子ども向けで下等な表現手法とされたマンガは、学生、大人が読むようになり、作者たちはマンガの価値を向上させる狼煙を上げた。 マンガのあり方を古い枠に閉じ込めようとする「商業主義」との闘いと表現内容を拡大を目指す挑戦が始まった。 月刊漫画ガロ 出典:Wikipedia 『月刊漫画ガロ』は、1964年から2002年頃まで青林堂が刊行していた漫画雑誌。 大学生など比較的高い年齢層の読者に支持され、その独創的な誌面と伝説的経営難の中で独自の路線を貫き、漫画界の異才をあまた輩出した。 初代社長兼編集長は、青林堂創業者の長井勝一(ながい かついち)。 1998年からは青林堂の系譜を引き継いだ青林工藝舎が後継誌『アックス』を隔月で刊行している。 『ガロ』はその先見性と独自性で一時代を画した、単なる漫画雑誌ではない足跡を出版界に遺した。 また、独自の作家性を持つ個性的な漫画家たちの作風は「ガロ系」と呼ばれ、『ガロ』出身でもない作家でも「あの作家はガロ系」などと表現されることが多い。 また、彼等の作風は、海外のオルタナティヴ・コミックの作家たちとも親和性が高い。 COM 出典:Wikipedia 『COM』(コム)は、1967年から1973年まで虫プロ商事から発刊された漫画雑誌。 「COM」は、COMICS(まんが), COMPANION(仲間・友だち), COMMUNICATION(伝えること・報道)の略だという。 発行は、1966年に旧虫プロダクションから分離した虫プロ商事。 刊行期間は、1967年1月号 - 1971年12月号。 1973年に8月号として、1号だけ復刊された(1973年8月1日発行)が、その後、虫プロ商事は倒産した。 創刊編集長は山崎邦保、1969年4月号から石井文男。 姉妹誌には、1969年5月に虫プロ商事より創刊された少女漫画雑誌『月刊ファニー』と幼年漫画雑誌『てづかマガジンレオ』がある。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年01月29日 06時37分40秒
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