テーマ:政治と経済(374)
カテゴリ:経済
「宋メール:5か月間の中国の変貌」に中国経済社会 の今が語られていた。 論長論短 1. 論長論短 No.325 5か月間の中国の変貌 宋 文洲 …(略)… 銀行に勤める友人の話を聞くと中小企業の倒産が急 増しています。 直接の原因は政府の引き締め政策にあると言うので すが、本当の理由は利益率が低く利息を払えない企業 体質にあるそうです。 ただ、長年に渡って中国政府が過剰な流動性を提供 し、時代に合わない企業を延命させてきましたが、 昨年からやっと方針を転換しました。 上海株式市場の指数もこの5か月間に2割も下落し 続け、先週は歴史的に低い2700ポイントを割った 瞬間もありました。 追い打ちをかけるように、米中貿易戦争が勃発し、 投資家の心理はいっそう冷やされる事態になりました。 日本ではここ十年慣れ親しんでいる中国崩壊論は、 今こそ説得力を帯びてきたと思うのですが、逆に今潜 んでいるのは不思議なのです。 私はどう見るかと言うと、今やっと正常な状態に戻 ったと思うのです。 借金まみれの上、利益も出ないようなゾンビ企業の 存続こそ、社会の活力を奪う元凶です。 …(略)… 中国の経済社会は積極的に合理的な方向に生まれ変 わろうとしている。 共産党幹部の不正摘発も、習近平の権力固めより、 経済社会の整合性確保で考えた方が納得できる。 日本人の期待する大規模なバブル崩壊は起こらない。 あるいは、起こさせない。 経済社会に貢献しない団体、企業、制度を温存し続 ける日本より方向転換は早そうだ。 達成できないインフレターゲット、高度経済成長を 前提としているかのようなアベノミクスを正す事のな い日本経済は重症になる可能性がある。
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最終更新日
2018年08月15日 06時00分21秒
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