テーマ:大人のファストファッション(5)
カテゴリ:買物、贈物、モラタメ
ユニクロに次ぐカジュアルウェアの雄、しまむら が不振。 ユニクロはユニクロとGUで相互補完的な環境を形 成した。 一方しまむらは、2018年3-5月期決算で営業利益が 前年同期比31.7%減の71億円となり、前期の大幅な 減益に続いて業績悪化に歯止めがかからないままだ。 しまむらのライバルはユニクロではない。 しまむらを脅かしたのは「プチプラ」とされる。 プチプラは、プチプライス(小さい価格)の略で、 低価格でファッション衣料を販売するEC(電子商取引) サイト。 しまむらは、若い女性層をプチプラに奪われた。 おしゃれファッションの栄枯盛衰は激しい。 しまむらの19年2月期、一転最終減益 夏物不振で 2018/10/1 日本経済新聞 しまむらは1日、2019年2月期の連結純利益が前期 比8%減の273億円になりそうだと発表した。 従来予想を76億円下回り、一転減益となる。 夏物商品の販売が振るわず、通期の収益の重荷に なる。 売上高は1%増の5700億円、営業利益は8%減の394億 円を見込む。 従来予想をそれぞれ175億円、115億円下回る。 記録的な規模の台風や豪雨が相次いだほか、猛暑日 も続くなど天候に恵まれず、夏場に客数が落ち込んだ。 記者会見した北島常好社長は「10月以降はすべての 事業で既存店を底上げしていく」と強調し、効果的な 広告宣伝などに力を入れていくという。 そのうえで「下期はほぼ当初計画通りの収益が実現 できる」との見方を示した。 …(略)… ヒット商品なしでは、下期の回復は難しいだろう。 ECのライバルは多い。 実売店ではワークマンの台頭が目立つ。 ワークウェアからカジュアルスポーツウェア、廉価 なアウトドア・ファッションに転換して大成功した。 カジュアルな新業態店で「空前の売れ行き」 2018年11月6日 ITmedia ビジネスオンライン …(略)… 作業服販売のワークマンが11月6日発表した2018年 4~9月期の決算(単体)は、売上高が前年同期比 10.8%増の288億5000万円、営業利益が21.3%増の55 億7100万円、純利益が20.3%増の38億2200万円と 増収増益だった。 9月にオープンした、アウトドアやスポーツ向けの PB(プライベートブランド)を展開する新業態店 「WORKMAN Plus(ワークマンプラス)」(東京都立川 市)が好調だった。 特に開店当日は顧客が長蛇の列をなすなど混み合い 「空前の売り上げを記録した」という。 …(略)… ワークウェアで敷居が高かった層に対して、ワーク マンプラスで抵抗感なく店に入り、安価で機能性の高 い商品を購入しやすくしたのが成功の主因。 安価で機能性が高いヒット商品を連発する様子は、 フリースで飛躍した頃のユニクロを思い出させる。 アウトドア・スポーツファッションは機能があれば 高くて当たり前の世界だった。 既存のスポーツファッションは、機能と耐久性で ワークマンを明確に超えなければ、ただの高価格ブラ ンドになってしまう。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年12月13日 16時00分11秒
コメント(0) | コメントを書く
[買物、贈物、モラタメ] カテゴリの最新記事
|
|