カテゴリ:航空事故
1944年製ボーイングB-17G Flying Fortress が搭乗ツアー飛行中に墜落。 パイロットは離陸直後「引き返したい」と管制に伝え、滑走路に戻り、着陸を試みたが失敗。 目撃証言では、エンジンに問題があったと思われる。 第2次大戦時の爆撃機、 2019/10/03 朝日新聞社 米北東部コネティカット州のブラッドリー国際空港で2日午前10時(日本時間2日午後11時)ごろ、航空機が除雪氷施設に衝突して炎上し、7人が死亡、7人が負傷した。 航空機は第2次世界大戦時の米軍の重爆撃機「B17」で、民間団体が所有、運航していた。 国家運輸安全委員会などによると、この機体は離陸直後に上空でなんらかのトラブルがあり、引き返そうとしたが着陸に失敗して衝突した。 死傷した14人は、乗員が3人、乗客が10人、地上の空港職員が1人。 同委員会などが詳しい事故の原因を調べている。 B17は第2次大戦時に、米軍がドイツなど西欧の上空で主に使用。その頑丈さから、「空飛ぶ要塞」とも呼ばれた。 事故を起こしたB17は、マサチューセッツ州に本部を置き、航空機の保存、展示などを行う非営利団体「コリングス財団」が所有。 同財団は9月30日から10月3日まで、この空港で見学、搭乗ツアーを実施していたという。 (ニューヨーク=藤原学思) ― 引用終り ― 戦略爆撃機ボーイング B-17は、当時の流行に沿って「護衛なしでやっていける」高速重武装の爆撃機を目指した。 高速志向の機体ラインは滑らかな曲線と直線で構成された。 B-17は、排気タービンを装備していたので、当時の戦闘機には数少ない、良好な高高度性能を備えていた。 速度性能で戦闘機から逃げ切れぬことが明らかになり、後期型は機銃多数を装備した。 「空の要塞」に相応しい物々しい外観を有したが、重く、遅くなった。 E型以降、機体の主要部に防弾が施され、優秀な防弾能力・耐久力を備えるようになり、戦闘機の機関銃、機関砲で撃墜することが困難になった。 B-17Gはシリーズ最多生産型(8,680機)。 機首の「あご」に防御機銃が追加された。 その生産数の多さから輸送機、標的機など様々な用途に改修された。 Fortress IIIとして85機がイギリスに供与された。
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最終更新日
2019年10月09日 06時54分27秒
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