カテゴリ:フィット
残価設定クレジットの契約更新の5年目、フィット3 13Gからフィット4 HOMEに乗り換えた。 エンジンは価格差と車両重量差から、フィット3のときと同様にハイブリッドではなくガソリンモデル2WDを選択。 HOMEにした理由は、BASICに装備されないフルオート・エアコンが決定打。 人よりも暑がり、汗かきの吾身は、近年夏が6月から10月まで延長されたように感じている。 ネスやクロスターやリュクスの豪華装備で欲しいと思うものは少なかった。 汗かき、暑がりなので、シートやステアリングホイールのヒーターにさして興味はない。 純正の空調シートがあれば欲しいが、もちろんそんなものはない。 暑い季節の必需品なので、フィット3から乗せ換える。 主なオプションは、16インチアルミホイール、オートリトラミラー、撥水ドアミラーなど。 遠くに行くとき便利なので、エントリーインターナビVXM-205Ciも装備。 メーカーオプションの16インチアルミホイールは、試乗車が装備しており、音が静かなことと感触がソフトでよかったため決定。 転がり抵抗を抑えた15インチタイヤは、指定空気圧も前輪:240kPa/後輪:230kPaと高く、16インチタイヤを履いたほかのグレードは、指定空気圧が220/210kPaで、コンパクトカーで快適な部類の乗り心地との記事を読んだ影響も、選択動機として大きい。 オートリトラミラーはフィット3 13Gは標準で装備され、乗り降りにキーを使用しないため、ミラーの一でドアロックを確認していた。 幅の狭い駐車場が多い日本でオプションに変更した理由は、心地よさ、安全性、静粛性の向上ための各種装備で上がる価格の抑制のためか。 撥水ドアミラーは雨天時の後方視界の「心地よさ」「安全」を求めての装備。 アドバンストルームミラーは機能に納得したものの、コスパの観点で断念。 電子部品で構成されるものなので、もっと普及すれば廉価になると思われる。 アルミボンネットなどボディの軽量化パーツがあればコスパに関係なく悩むところだが、現状のオプション装備は重量が同等か重くなるものばかり。 フィット4のガソリンモデルは、フィット3と同様、直列4気筒1.3リットルエンジンにCVTの組合わせ。 1.5リットルエンジン+モーターのハイブリッドより当然非力。 非力でも一般道から高速道路の巡行は静粛を維持する。 1090kgの車体に対する1.3リットルエンジンの非力さ、トルクの少なさは、急加速時、高速道路の長い登り、峠道の登りで感じられる。 それらの環境では、エンジンを高回転にすれば非力さは解消し、元気の良いエンジン音を味わえる。 峠道と高速道路の長い下りのカーブでは、軽い車体を活かしてレーシングドライバーでない吾身には十分なほど高い速度での操縦安定性を味わえる。 改良に改良を重ねてきたので、エンジン本体は大きく改善する余地が少なかったのだろう。 補器類による負荷を減少させるため、電動サーボ式油圧システムをアイドリングストップ時だけでなく走行時にも使用して、機械式油圧システムの負荷を減らすなどして燃費数値の向上をはかったという。 フィット3でもよくできていたミッションは、フィット4になって、加速のためグッとアクセルペダルを踏み込んだ際に一瞬おいてから加速が始まる「CVT抜け」も十分制御され、違和感のないレベルになった。 乗り心地は、フィット3 13Gに比べ総じてよくなった。 リヤサスペンションのトラベル不足のような感覚は姿を消した。 適度にストローク感があり、路面の荒れをいなすように走り、鈍ではないが穏やかなハンドリングになった。 素直なハンドリングである半面、13Gのようなシャープで活き活きした感触、硬さは感じない。 それらは運転者に心地よくとも、同乗者には不快だからであろう。 ヤリスにはないフィットの大きな魅力は、後席の居住性。 後席膝周り空間は、新型が320mm、先代が335mmとなるが、相変わらず十分広い。 センタータンクレイアウトで、シート下にはなにもないため、足を引いて椅子感覚で立ち上がりやすい。 後席のシート地上高は、先代の約510mmから610mmに高まったことも、乗降性の向上に貢献している。 リヤシートのかけ心地も明確に向上しているが、運転者である吾身はほとんど座ることはない。 フィット3のおしゃれなハッチドアの意匠は、フィット4でシンプルなものに改められた。 大きく変わったのはラゲージスペース。 開口部地上高と開口部段差は変わりがないものの、奥行きがフィット3の700mmからフィット4で660mmになり一目で分かるほど縮まった。 荷物を満載することは滅多にないし、世のゴルフ族も減ったことから、大したことではないのかもしれない。 リヤシートを前方に倒せば、相変わらず広大な空間が出現する。 「カッコよさ」のフィット3と比較で、フィット4は「心地よさ」の追求が十分感じられ、安心感が感じられ、駆り立てられるような気持になることなく肩の力を抜いて乗れる車になっている。 今のところ、長く付き合えそうだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年07月21日 06時00分10秒
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