カテゴリ:環境・自然災害
台風10号(ハイシェン)が、西日本に最接近した場合、九州山地の東側斜面に期間中の最大24時間雨量が400ミリ、その既往最大比(過去の最大値との比較)が150%を超えるエリアが予想されていた。 なぜ? 特別警報級 台風10号 2020年9月2日 FNNプライムオンライン …(略)… 1日夜、小笠原近海で発生した台風10号。 気象庁は2日、台風10号について、強い危機感を示した。 気象庁の会見「特別警報級の勢力とも言える。 これまでと同じくらいの台風だろうと思われると、想像以上のことが起こってしまう」 中心気圧が930hPa(ヘクトパスカル)以下、または、最大風速50メートル以上の台風の接近が予想される場合に出される台風の特別警報。 これまで、沖縄県を除き、一度も発表されたことはない。 台風10号は今後、特別警報級の勢力に発達し、6日の日曜日ごろから7日の月曜日にかけて、奄美地方から西日本に接近、または上陸のおそれがある。 気象予報士・三井良浩さん 「記録的に海面水温が高いことで、台風が発達しやすいという状況」 気象庁が発表した、日本近海の海面水温。 一般的に台風が発達する海面水温は27度以上といわれているが、8月の平均は、30度前後という異例の高さとなっている。 太陽の日差しによって海の水面が温められると、暖かく湿った空気によって、上昇気流を発生させる。 この気流によって、次々と積乱雲が生まれ、次第に台風へと発達。 台風の進路となる海面水温が高いと、台風は発達したまま、日本列島に向かうおそれがあるという。 気象予報士・三井さん 「最大風速で50メートル以上という予想なんですけれども、これは早めに避難していただきたい。 風の場合は、吹いてから避難というのは、ほとんど不可能です」 気象庁は台風10号が発生する前の9月1日に「日本の南を中心に海面水温が過去最高を記録」という報道資料を発表した。 海水温上昇が今後の台風の発生・発達に大きな影響を与えるからで、気象庁からの間接的な台風警戒への呼びかけと解釈すべき。 9月3日、ヤマト運輸は、台風10号の接近に伴い、九州で5日午後4時から7日にかけて段階的に集配業務を停止すると発表した。 9月5日、台風10号は、重大な災害が起きる恐れがある「特別警報級」の勢力に発達した。 9月5日、鉄道と航空各社は計画運休、欠航を発表。 JR九州と西日本は、台風10号の接近に伴う6、7日の計画運休を発表。 6日から順次九州全域で新幹線や在来線の運転を見合わせ、7日は終日運転を取りやめ。 全日本空輸は、九州や沖縄などを発着する6日の国内線を多数欠航とした。 7日は九州や四国、中国地方発着の全国内線に拡大。 欠航は2日間で計358便。 日本航空も、九州や沖縄などを発着する6日の国内線136便を欠航。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年09月07日 20時00分07秒
コメント(0) | コメントを書く
[環境・自然災害] カテゴリの最新記事
|
|