テーマ:グルテンフリー 糖質制限(85)
カテゴリ:ダイエット、健康
グルテンは、小麦粉に水を加えてこねることでできる成分のこと。
小麦粉は「グルテニン」と「グリアジン」という2種類のたんぱく質が含まれていて、こねることで「グルテン」が生成される。 パスタやピザ、パンやうどん、スイーツなど小麦を使用している食品にはほとんどグルテンが含まれている。 グルテンには食品に粘性、弾性を増す効果がある。 多くの日本人が好きな、うどんのもちっとした食感、パンのふわふわとした食感の多くはグルテンのはたらき。 グルテン関連のアレルギーは、小麦アレルギー、セリアック病、グルテン不耐性など多数存在する。 原因不明の頭痛や腹痛、倦怠感、肌荒れなどのアレルギーと自覚しにくい症状も含めて人口の数%が罹患しているとされる。 グルテンは悪玉なのか? 【医学博士に聞く】 グルテンは悪者? 実は誤解だらけ 2021/7/4 yoga … (略) … グルテンフリーを実践する人たちが信じる 「リーキーガット症候群」、医学的な見解は? 「グルテンアレルギーでなければ小麦を食べても健康被害はない」と話す岩崎さん。しかし近年、グルテンは腸の粘膜を傷つけるという説が広がりつつあります。何が起こるかというと……。 グルテンが腸を傷つけて腸の細胞同士の結合部に隙間ができ、そこから有害物質が血液中に流れ出して疲労感、下痢、便秘、腹痛などの不調が現れると言われているのです。これをリーキーガット症候群と呼び、リーキーは「漏れ出す」、ガットは「腸」を意味することから日本語では「腸管壁浸漏症候群」や「腸漏れ」と訳されます。 「腸の細胞同士の隙間が広がることを『透過性』と言い、リーキーガット症候群は透過率が上がった状態を指しますが医学的には疾患と認められていません。 アメリカ国立衛生研究所が運営するPMC(専門家たちによる審査を経て公開されるオンライン論文アーカイブ)で、公開されたマイケル・カミレリ博士の論文によると、腸の透過性は病気や食物をはじめとするアレルギーの副次的な影響であり、腸の透過性そのものが体の不調を引き起こすことはないと明言しています。腸の透過性が病気の原因であれば透過性が改善すれば病気は良くなると考えられますが、腸内環境が整い透過性が改善されても病気の程度や治療効果に影響はないことがわかっています。 また過去の研究でも、健康な動物に意図的にリーキーガット症候群を引き起こしても病気にならないことが立証されています。 食べ物に関する様々な説がありますが、特定の食べ物に「悪」のレッテルを貼る情報は、情報元や医学的な見解などをきちんと自分自身で確認し、情報に振り回され過ぎないように気を付けることも大切です」(岩崎直宏先生) グルテンを摂取してリーキーガット症候群になるのは、グルテンアレルギーによって体内に炎症が生じた結果と考えてよさそうです。 アレルギー反応が出ない人にとってリーキーガット症候群を心配する必要はなく、またリーキーガット症候群自体が病気の引き金にならないことも理解しておきたいところ。 ― 引用終り ― パン、グラノーラ、ケーキ、クッキー、ラーメン、焼きそば、うどん、そうめん、パスタ、ピザ、お好み焼き、たこ焼き、餃子、中華まん、天ぷら、とんかつ、シチュー、ルーのあるカレーなど、ファストフード的食品、こなもん全般にグルテンを多く含む食品が豊富にある。 グルテン・アレルギーであったとしても、グルテン・フリーの食生活を実践しようとすると外食は避ける方向となるはず。
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最終更新日
2021年12月23日 06時00分09秒
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