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カテゴリ:EV 電気自動車
20222年7月に日本でのEV乗用車の販売展開を宣言した中国民族系EVメーカー、BYD。 2021年、乗用車に先行してEVバスを京都の京阪バスに納入している。12月22日、4台が運行を開始した 下記は、BYDのミッドサイズSUVのATTO3、コンパクトカーのドルフィン、高級セダンのシールの3台のチョイ乗りのレポート。 ここが凄いよBYD! ニッポン初上陸、 中国EVメーカーの本当の脅威とは? (小沢コージ) 日刊ゲンダイDIGITAL / 2022年8月14日 … (略) … 強い個性のインテリアは日本人に受けるのか? サイズ的には全長4455×全幅1875×全高1615㎜とコンパクトで、狭い日本でも扱いやすい。国産車いうとほぼトヨタのカローラクロスくらいで、広めの幅以外は気にならない。 肝心の出来映えだが、デザインは正直独特だ。BYDのチーフデザイナーはアウディ出身の欧州人で、既報によればクオリティが高いということだったが、まずは個性を強く感じた。 … (略) … 同容量バッテリー搭載の日産リーフより航続距離は長い 肝心の走行性能だが、ボディ骨格には独自開発のBEV専用「e-プラットフォーム3.0」を採用。電気モーターは204ps&310Nmを発揮し、発進からスムーズかつ静かで十分に速い。ブレーキペダルの剛性感は若干甘く、改良の余地を感じたが、乗り心地はソフトで過不足はない。 なによりも強みは、BYDがこれまた独自開発したリン酸鉄リチウムイオンバッテリーの「ブレードバッテリー」。文字通り刀のようなバー状の電池を並べたもので、床下に58.56kWhの大容量を載せられ、WLTCモードで485㎞の航続距離を実現している。 これはぶっちゃけ、ほぼ同容量を搭載する日産リーフよりも航続距離が長く、効率はなかなかのもの。 そもそもブレードバッテリー自体がクセ者で、既存のレアメタルを使った三元系バッテリーよりエネルギー密度が低く容積も増えがちだが、逆に安全性が高くて価格が安い。しかも独自のブレード型にすることにより、スペースが稼げ、事実ATTO3にしろ他社BEV並みのスペース効率を持つ。 万が一、400万円切りを果たしたら… つまりBYD ATTO3の凄さは、走りやクオリティ以上に基本的な安全性でありコスパにある。価格は未発表だが、これが同等の日産リーフより安い400万円前後だったり、万が一400万円切りを果たしたら恐ろしい。 ― 引用終り ― 自動車評論家は自分では選ばないクルマを素人は価格優位性で選ぶとすることがある。その予想は、凡そハズレるであろう。 日本人の多くは、トラブルフリーなクルマが好きで、万が一トラブルが起こったときの面倒見のよいブランドが好きだ。 だから輸入車は、機械的な精度と信頼性が高いドイツ車ばかりが売れる傾向がある。 日本ではデザイン盗用で有名になったBYDは、機械としての完成度、信頼性はどうなのだろうか。
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最終更新日
2022年08月19日 06時00分13秒
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