テーマ:癌(3513)
カテゴリ:癌治療情報
朝日新聞「患者を生きる」の記事を引用し、私の意見・感想・気づきなどを述べさせていただいています。
≪2015年11月10日の記事≫ 愛知県一宮市に住む女性(44)は2002年、初めて受けた人間ドックでコレステロールの値が低いと指摘された。「コレステロール値って高いと良くないけれど、低いのも問題なのかしら?」 当時、31歳。東海地方の地方銀行で、総合職として働いていた。夜遅くまで働き、寝るためだけに帰宅するような毎日だった。 ホルモンの分泌異常が疑われ、のどに超音波を当てて調べる検査を受けた。さらに三重県四日市市にある四日市社会保険病院(現・四日市羽津医療センター)で、のどに針を刺して採取した細胞を調べる検査を受けた。検査の結果、医師から告げられた。 「甲状腺がんです」 甲状腺はのどにある臓器で、新陳代謝や成長にかかわるホルモンを分泌する。女性の場合、左側に1センチほどの腫瘍(しゅよう)ができていた。 「がん」という言葉に驚いたが、続く医師の言葉に戸惑った。 「甲状腺がんの中でも、進行がゆっくりな乳頭がんというタイプです。手術をお勧めしますが、それほど緊急性はありません」 乳頭がんは甲状腺がんの85%を占める。進行が遅く、若い人ほど経過がいいとされる。手術で腫瘍を取ればほとんどの場合、再発しない。腫瘍が1センチ以下なら取らずに経過をみることもある。 迷ったすえ、「ずっとがんを持ったままでいるのは嫌なので、手術します」と答えた。 手術では、甲状腺の約3分の2を切り取った。さらに、甲状腺の裏に四つある副甲状腺のうち二つも摘出した。手術後、首元に傷痕が残ったが、冬を迎える季節だったため、服で覆えばそれほど気にならなかった。ただ、摘出した甲状腺や副甲状腺の働きを補うため、毎日、複数の薬を飲むことになった。「これから一生、薬を飲み続けるなんて……」と感じる一方、早く治療を受けられて良かったという安心感も強かった。 手術後は月1回通院し、血液検査でホルモンのバランスを確かめ、超音波検査で再発がないかどうか確かめた。検査の間隔は徐々にあき、がんを患ったことを振り返ることもほとんどなくなった。 再び異変が起きたのは、その9年後だった。 医師が手書きした首と甲状腺の図。黒いマルで示した部分が約1センチの腫瘍 >乳頭がんは甲状腺がんの85%を占める。進行が遅く、 >若い人ほど経過がいいとされる。 >腫瘍が1センチ以下なら取らずに経過をみることもある。 私は、腎盂がんで片方の腎臓を切除し、3ヵ月に一度経過観察でCT検査をしてもらっていました。しかし、2年超した後の、3ヵ月のごとの検査の間に、後腹膜脂肪肉腫を発症し、気が付いたときには11センチ大の大きさの腫瘍になっていました。「がん」には進行の早いがん、遅いがん、色々顔があります。 よろしかったらぽちっとお願いします。 にほんブログ村 ___________________________________________________________________ 【関連カテゴリー記事一覧】 ◆がん治療情報 http://plaza.rakuten.co.jp/saaikuzo/diary/ctgylist/?ctgy=16 ◆がん治療日記 http://plaza.rakuten.co.jp/saaikuzo/diary/ctgylist/?ctgy=10 ◆がん剤治療振り返り http://plaza.rakuten.co.jp/saaikuzo/diary/ctgylist/?ctgy=11 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018/03/30 02:14:14 AM
コメント(0) | コメントを書く
[癌治療情報] カテゴリの最新記事
|
|