テーマ:京都。(6066)
カテゴリ:常駐ガイド
【2017年11月4日(土)】
大徳寺塔頭興臨院でのガイド第6日でした。 昨日までどうもなかったのに、朝起きたら鼻グジュグジュ。身体がソクゾク。熱は36.8度。平熱は36.3度で、普通の状態で高くても36.6度なのでやはり高め。ついに風邪をひいてしまったのかも。粒子線治療が終わって2年半、風邪一つひかなったのですが。休むほどではないので出勤しました。 3連休の中日で、多くの方にお越しいただきました。 ここしばらく暖かったのであまり厚着をしていかなったのですが、風邪気味ということもあったのでしょう、思いのほか寒かったです。これからしっかり防寒をしていかねばなりません。 ご案内した女性のお一人から、「大変よく分かり勉強になりました。社会の先生か何かやられたのですか?」と声をかけれらました。「分かりやすい案内」、これが私のモットーですから嬉しかったです。 ●興臨院案内#5 興臨院#2 建造物 興臨院の建物についてです。 ◆表門(重文) 左右の横が唐破風になっている平唐門(ひらからもん)と呼ばれる構造の門です。桧皮葺の優美な姿をしています。一間一戸で、2本の門柱の頭が高く出て、蟇股を左右から挟んでいます。細部を見ると懸魚の唐草模様の中が透彫りになっているなど優れた工作が施されており、大徳寺山内でも有数の古い門です。 表門 ◆唐門(重文) 方丈の玄関になっている唐門は正面が唐破風になっているので、向かい唐門といいます。やはり桧皮葺で、室町時代の特徴をよく表し、波形の連子窓、客待の花頭窓等は禅宗の建築様式をよく表しています。 奥が唐門 波形の連子窓 花頭窓 本堂(重文) 一重入母屋造。方丈あるいは客殿ともいいます。創建直後に焼失しましたが、すぐ再建され、現在の建物は1540年頃に再建されたものです。しかし、年月とともに痛みが激しくなってきましたので、昭和50年に解体修理し、再建当時の姿に復旧されました。従って、室町当時の特徴をよく表しています。桧皮葺の屋根は、近代の寺院より低く、優美で安定感があり、静寂と落着きを表しています。建物内部も簡素で、素朴であり、さほど寺院らしくなく、現在の日本の民家住宅へ移る過渡期のものといわれます。 本堂(方丈) 終了後、大阪での飲み会に出席のため(こちら)、北大路駅まで歩いて地下鉄で京都駅へ。JRに乗り換えて大阪に向かいました。 (内容再考版。原文は非公開日記に移動済み。) ------------------------------------------------------------------- よろしかったらぽちっとお願いします。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019/06/12 04:06:56 AM
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