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テーマ:DVD映画鑑賞(14203)
カテゴリ:韓国映画
草なぎ 剛@スマップが出演しているとは全く知らなかった―
パッケージは勿論、日本版予告編にもチラリとも出てこないのは何故? 映画ではエンドクレジットのところで真っ先に「チョナン・カン(草なぎ 剛)」と出るし 韓国本国では寧ろ売りにしていたんじゃないかと思えるけど ままままさか日本では黒歴史扱い? 草なぎ君の役は主人公ドングが通う高校の日本語教師。 そしてドングの片思いの相手。 流暢な韓国語で、まんま韓国人の役なのかと思う程だけど、 ドングに告白され動揺のあまり日本語になるのが笑える。 そう、ドングは女性になりたいと願っている男の子。 背が低く太めのドングは自分でも「ブサイクな女の子になる」と自覚している。 足が大きいのでストッキングもハイヒールも似合わないと悩んでいる。 生理が来た夢を見て喜び、夢精していることに気付いて下着を洗いながら泣く。 憧れのマドンナとは程遠い。 そんな彼が性転換手術の費用欲しさにシルム(韓国相撲)部に入部し大会を目指す。 一生懸命で、どんどん可愛く見えてくる。 ダンスも上手いしね。 演じているのは『My Son~あふれる想い~』で好演していたリュ・ドックァン君。 凄いイケメンでは決してないけど、何ともいえない良い雰囲気を持っていると思う。 そして、なかなかの演技派。 この映画のために27kgも太ったのそうだ。 コメディだし全体に明るい作りになっているのだけれど、 ドングの道は険しいのが分かるから、ただ軽く笑ってはいられない。 草なぎ君の応対は「それって、あんまりじゃん…」と思えるものなんだけど それが世間一般の見方を表していて、何ともほろ苦い。 シルム部でのアレコレは『シコふんじゃった』を彷彿とさせる。 もしかしたら、あの作品にインスパイアされたのかも? それ故の種目かもしれないし。 ただ日本の相撲に似てないこともないけど、レスリングの方により近い感じ。 『ウッチャッサ』でお馴染みのコメディアン@ムン・セユンら3人組との トボケた交流が楽しい。 挫折感に苦しんでいる主将との関係は、ややシリアス。 やはり挫折を経験している父親との関係とも重なるものがある。 どっちも、ちょいベタではあるんだけど(笑) ただ軽い笑いだけではないというところが韓国映画らしくて良いと思う。 いかにも現代高校生って感じの親友ジュンマンとの対照も面白かった。 決勝戦での「何ちゃ、それ」な顛末は、ハグラカシとかフザケスギと感じる人もいるかも? 私的には、シリアスに描いたら却って不自然だと思われるので、あれでOKかな。 バカバカしいとは言えるけど(笑) ラストシーンは現実とも妄想とも取れる。 ムン・セユンが感涙にむせんでいたし、これがドングの幸福な結末だと信じたいけどね。 性同一性障害とか、そんな彼が上半身裸で取っ組み合うシルムに挑戦するとか、 派手な要素を盛り込んではいるけれど… これは瑞々しい青春映画だと言える。 誰かの基準に従うのではなく、自分の人生は自分で切り開いていく… という真っ当なメッセージが残る。 ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ 『天下壮士マドンナ/Like A Virgin』 2006年/韓国 監督/脚本:イ・ヘヨン、イ・へジュン 撮影:チョ・ヨンギュ 照明:チュ・インシク 音楽:キム・ホンジプ 受賞歴:2006年第5回大韓民国映画賞・監督賞 2006年第27回青龍賞・新人監督賞、脚本賞、新人男優賞(リュ・ドックァン) 2006年第7回釜山映画評論家協会・新人監督賞、新人男優賞(リュ・ドックァン) 2006年第9回Director’s cut・今年の新人演技者賞(リュ・ドックァン) 2007年第43回百想芸術大賞・シナリオ賞 2007年第44回大鐘賞映画祭・新人男優賞(リュ・ドックァン) 2007年第20回シンガポール国際映画祭・アジア映画振興協会審査員賞 出演:リュ・ドックァン(ドング)、ペク・ユンシク(監督)、キム・ユンソク(父) イ・サンア(母)、パク・ヨンソ(ジュンマン)、イ・オン(主将) ムン・セユン(図体1)、キム・ヨンフン(図体2)、ユン・ウォンソク(図体3) チョナン・カン/草なぎ 剛(日本語教師) クリックしてね♪(3つも多過ぎ?) ドラマ&映画感想は「REVIEWの部屋」に色々置いてあります 【20%OFF!】ヨコヅナ・マドンナ(DVD) 【韓国食品・韓国お菓子】おこげ飴 (ヌルンジサタン) 110g【小】 Madonna マドンナ / Like A Virgin 輸入盤 【CD】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.04.11 21:59:10
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