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カテゴリ:虎に翼
ちょっと(かなり)長いけど(笑)
↓ 映画&ドラマ系Youtuber(&芸人)大島育宙さんが 今作をかなり推していて 「ちょっと凡庸なドラマという様に思います」 というコメントに対し 「あのレベルの議論をされているドラマが 他に沢山あるっていうことですかね?」 「かなり珍しい領域にまで論理的に踏み込んでいると思いますけども 本当に凡庸でしょうか? 根拠があるのなら提示していただきたいと思います」 「これまでTVドラマっていうのは分かり易く面白く皆が観るものだったから 複雑性っていうのをある種犠牲にしてきたと思うんですけども 複雑性を台詞によって取り戻そうとしているし、それを恐れていない 複雑だけれども分かり易い議論っていうのを分かり易い台詞にする っていうのを恐れていない」 「批判っていうのはそのくらいしっかりやるものですからね 何となくの雰囲気、印象でやるもんではないですからね」 …とビシバシ言っていて 耳が痛いけれども嬉しく感じた。 …ひじゅにですが何か? 「自分がどれだけ傲慢か理解できないの!?」by寅子 第4週『屈み女に反り男?』 ちゅーことで 慄きつつ、私の感想を述べるとしますか― 今作(に限らないんだけども) 前知識はほとんど入れていない。 「日本初の女性弁護士のちに裁判官となり 女性として初めての裁判所長も務めた三淵嘉子がモデル」 という一文のみ。 だから、今回は大庭梅子がクローズアップされていたので 先回の山田よねに引き続き 寅子の同志達のキャラを一人ずつ掘り下げていく算段ね! …と解釈して観ていたのだが 途中で寅子の初恋物語の様相を呈してきたな …と思い直し 最後は何と歴史的事件が勃発 …ということになり、ちょっとビックリ(笑) やはり、予想を微妙に外してくるドラマだな。 まずは梅子パート。 夫が絵に描いた様な男尊女卑野郎で 長男もすっかり洗脳されている。 よねが、生まれ育った環境も物質的な面でも 寅子には未知の経験をくぐってきており 寅子がいかに恵まれているか …が強調された様に 梅子の現状は厳しいけれども 恐らく当時としては当たり前と言って良い考え方で 寅子の家はずっと自由なのだな …と改めて思わされた。 だからって、寅子は傲慢になることもなく もどかしい程に世間知らずということもなく 好感度は高いというのが、これまた良いんだけどもさ(笑) 確かに学校に行かせてもらっているということで 梅子も恵まれている様には見えるかもしれない。 でも、あの状況で勉強したいと言い出すには 相当勇気がいったと思う。 夫が許可したのは世間体もあったかもしれない。 自分が弁護士で、息子もそれを目指していて 妻もまた同じ道を臨んでいるとなったら 優秀な一家だとか寛大な夫だとか、自分の株が上がりそうじゃん。 それに、女である梅子が成功するとは微塵も思っていない様子だし ちょっとした手習いをさせている感覚なのかも? 「花岡さんが思う本当の自分があるなら、大切にしてね」 謝る花岡悟にかける梅子の言葉。 これぞ女の大きさ、母の懐の深さ …って感じするよね。 次いで、花岡、轟太一、その他の男性陣パート。 今のところ、轟が魅力的。 まあ、単純とも言えるんだけども(笑) 最初は男尊女卑派だったのに、寅子達の様子に考えを改め 意地を張る花岡をぶん殴るという漢っぷり。 第一印象は最悪だったのに実は良いヤツ …という王道キャラ。 対して花岡は、最初はいかにも理解ある&言動もソフトな新しい男性 に見せかけて、実は女を見下すゲス野郎(笑) 轟とは対照を成すキャラで 花岡=イケメン 轟=イマイチ(スマソ) …っちゅーところが実に示唆的。 ヒロイン寅子もまた、見目麗しいというタイプではないし>失礼 男性が女性を見下しつつも色香に騙されやすい様に 女性も男性の外見に惑わされやすい …という皮肉も含まれていそうに感じるし。 でも、このドラマはそれだけに留まらず 花岡も実は良いヤツ!という結論に。 「カフェでチヤホヤされたくらいで調子に乗って浮かれたり 仲間になめられたくなくて、わざと女性をぞんざいに扱ったり。 帝大生に引け目を感じたり。 皆さんを尊敬してるのに、無駄にかっこつけたり 将来の数少ない椅子を奪われるようで 妬ましくて、恐ろしく思ってしまったり。 どの自分も嫌いで、どれも偽者と いうか、本当の俺じゃなくて・・・」 梅子の寛大さと対照的な姿に 男って、ちっちゃ…! となりそうだけども(笑) そうじゃないよね。 やはり色んな価値観が歪んでいる世界では 不利な側だけでなく有利に見える側もまた 人間性に問題を抱えやすいんじゃないかなあ… 「何だ、結局みんないい人じゃない」byオノマチ ホッコリする結末であると同時に、朝ドラへの皮肉って感じも(笑) そして、共亜事件― 帝人事件がモデルなのは明らかで ドラマの中に唐突に入って来た感があったものの 史実ならば仕方ない…と思っていたら 三淵嘉子さんのお父さんが逮捕されたという事実はないらしい。 穂高先生が弁護士を務めることになりそうだし 裁判シーンを見せ場とすること それで弁護士や裁判官の力をアピールすることが 目的なのだろうと思う。 逆転裁判になりそうだから。 ☆トラックバックは何がなんだか…ひじゅに館へお願いします☆ http://yakkunchi.blog90.fc2.com/tb.php/4029-8daa5b0d ☆応援クリック、よろしくお願い致します☆ にほんブログ村 人気ブログランキングへ ランニング ソックス>衝撃吸収 吸汗 速乾 通気性 脱げにくい 靴ずれ防止 抗菌 防臭 オニヤンマ> 虫除け ライクイット >米とぎにも使えるザルとボウル 6点セット お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2024.04.29 22:58:48
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