惣菜売場の鉄則 ターゲティングと利用頻度にあわせて商品設計
惣菜売場の鉄則 ターゲティングと利用頻度にあわせて商品設計 惣菜売場を考えるときに大切なことのひとつに、ターゲティングと利用頻度にあわせて商品設計があります。 ふだん使いの買い出しのお客様に対しての提案とGMSなどの週末利用のShoppingのお客様が求めているものが違います。 ふだん使いにおいては、意識しないでもよいくらいの安定した信頼が重要であり、週末利用はレジャー性、エンターテイメント性が重要です。かつ丼を例にみましょう。ふだん使いにおいては、てごろな売価やしみしみに少しコンパクトなサイズでご飯がおいしく煮込んだかつ丼が需要であり、手頃な価格より、週末利用においては肉の大きさ、肉のインパクト、名店のオマージュなどで見た目や味のインパクトが重要になります。つまり、ふだん使いのお客様向けのかつ丼と週末の利用のお客様ではかつ丼が違うのです。 私が、現場におりました「新宿さぼてん」がGMSで成功した理由は、レストランの味でレジャー性があり、かつ手頃な価格の提案をいち早くしたことがあると思います。 顧問先の方、会員の方に役立てていただきたく本コラムを始めました。また、売場改善したいかたは、ぜひ、食べログやInstagramなどの「ジェームズオオクボ」のメッセージからお気軽にご連絡ください。大久保一彦の本【中古】繁盛の天才2時間の教え / 大久保一彦