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カテゴリ:個体性理論
少し前に考えて、最近はあまり使っていなかった「個体性理論」という概念がある。個と集団との関係を捉えようとしたものである。
物理には元素、生物には種、そして人間には言語というカテゴリーがある。そして、このカテゴリーに属する多くの個体が存在する。 例えば、水素原子は、無数にある。イチョウの木も同様である。そして、言語に関しては、シーニュ。言語による数の差こそあれ、複数存在する。 そんなことは当たり前だと思われるかもしれないが、水素原子は同じ属性を持っているのに、違う個体が無数に存在することは、実は奇跡的なことであるという考えが根底にある。原子同士、シーニュ同士が、コミュニケーションをするということは「同じであるのに違う」という関係上に成り立っている。 光の正体が、粒子であるか波動であるかという問いに対して、どちらも持っているものと定義するのが、1つの解決法であろうが、やはりこの矛盾を矛盾として真っ向から解決しようとすると、個体性理論が使えるのかも知れない。例えば、個のレベルでみると、粒子だが、集団のレベルで見ると波動であると考えたらどうだろうか。 私が個体性理論にこだわるのは、個と集団の関係を数式で示すことができれば、アイデンティティーの進化のメカニズムが解けるかも知れないと思うからだ。今考えているのは、ここにフラクタルを導入すること。ただ自分には数学的素養が全くないので、ここで完全に立ち止まってしまうのだが。 色んなところで回っている歯車が、実は1つの大きなうねりになっていくような気がする。しかし、それぞれの思惑があり、表面上ではなかなか噛み合っていないような気がする。これが統一される日は来るのか。いや、そう信じて進むしかない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.11.09 21:08:16
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