富山石油発動機運転会にはオートエンジン持参。
三重県美杉ではエンジンは回るが始動困難だった。
1週間、分解整備したが不調。
冷間時には始動する、しかも簡単に。
温まると始動困難、電気、圧縮は問題無し。
原因は100%燃料に間違いないのだが、難解。
キャブの分解調整は5回、フロート室だけの分解はさらに数回、
ほとんどキャブ分解の一日だった。
会場にはAN2台BZ1台の3台参加。
石川県のANも重症、しまいにはマフラーからオイルが噴出した。
隣の私はオイルまみれ。
皆さんスイスイ回ってるのにこの2台は悪戦苦闘。
会場にはベテランさん多いが、超ベテランさんたち。
オートエンジンにはほとんど無縁の方、
兵庫県の有名な御老公は、
「オートエンジンなんて何台もあるが、ガソリン入れれば
簡単に回る、壊れるのが不思議?なんで回らんの?」と、
どのベテランさんもよく似たご意見。
まず、最初は回った。
次から回らない、お助けマンだと回る。
オートエンジンにお助けマンとは情けない。
ブレーキクリーナーで燃料回路の清掃確認はしてる、
どの通路も異常なし。
富山ではさらに完全分解してみた。
(フロート室が二部屋なのは小がスロー、大きいのが軽油)
驚いたことに・・・フロート付きのキャブに逆止弁(ベアリング)
が付いてる。 (写真ドライバーの先にベアリング)
直径5mmのベアリングがメインとスローに各1個ずつ。
メインにはスプリングも。
ベアリングが下でその上にスプリング、意味ないじゃん・・
(スカスカのスプリング)
こんな近代的なプラスねじキャブにベアリングとは。
ベテランさんに聞くと、
現状は信用できない、原理原則でキャブは働く。
原理原則でやってみても回らない、
燃料が上がらない。なんで?
原因はこのチェックバルブの可能性濃厚。
パーツマニュアルや分解図がある訳ないので
最初の姿が分からない、さすがに行止まる。
近くに動くANがあれば分解して比較検討できるが
他に実働オートエンジン無し、見たこともない。
次の方策として、灰色クボタ運転会に参加して意見を聞く、
も~これしかない、最終手段。
石川県のマニアさんに、オートエンジンどうします?
「こんなもん、帰りに、ほかす!」そうだ・・・
石油発動機を作ったことない
自動車・バイクメーカーは最初から
ベルヌーイの法則で設計してる、
さすが、クボタは石油発動機を引きずってる設計。
石油発動機のキャブは汲み上げ式。
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