半年ほど前からクラッチの調子が良くない。
滑ったり、ギア鳴り発生するので
症状が出るたびに14mmスパナ―で調整してた。
鈴鹿AHSMでも症状は出たが、絶好調で走った。
「悪くない部分は触らない、触れば壊れる(壊す)」方針なので
ほっておいても良いのだが、鈴鹿で散々脅かされたので
クラッチ板を目視することにした。
クラッチ板は意外にも許容範囲内だった。
クラッチ板はそのまま元に戻し、油圧系のチェック。
S専門ショップでカップなどは通販入手可能、
もちろんS600用だがAKでも使用可能。
油圧系の消耗品は新品に交換した(それほど摩耗なし))
何度やっても空気が抜けない、
オイルタンク空っぽになるまでやってもダメ。
クラッチ油圧はチェックバルブが無いので空気が配管内で
行ったり来たりするそうだ。
それに配管が一度下がり、また上がってるので、空気が溜まりやすい。
Sと違い配管も長い。
クラッチマスター、スレーブシリンダーを何度も外して点検、
強制的に空気を抜いたほうが良いとのことで
S8Cオーナーさんから空気抜きも借りてきた。
これでもダメ、スレーブシリンダーを外し、
ペダルを踏み固定して空気抜き、これを繰り返す。
AKは配管が長く高低差が無いので、空気抜きが困難らしいが、
それにして、1週間はやってるが抜けない、
意味不明、原因がわからない・・なんで??
茨城のHさんに電話したら、AKのブレーキはチェックバルブが
有るので簡単に抜ける。
クラッチはゆっくり抜くしかないそうだ。
何度やってもダメだった、
再度電話で聞いたら、その場合の症状で考えられる要因は1点のみ、
給油ホース入り口の詰まりだそそうだ。
あんな太いホースの何処が詰まるの?
確認してみたら、手前に3mmほどの穴、
後ろに1mm以下の小さい穴が開いてる、穴は2か所。
たぶん、小さい穴はマスターピストン内の空気抜きかも。
小さい穴が塞がってたので清掃、
組み立てたら、1っ発目から手ごたえが違う、
治った‼
マスターシリンダーの煙突のようなパイプが
クラッチオイルの入り口。
この奥に小さい穴2か所、
普通・・・ここまでは見ないな~~
AKでクラッチ不調の場合は、この部分に注意。
油圧分解すると組み立てた時、空気抜きできない。
エンジンが冷たい時と温まった時でクラッチ切の位置が
微妙に違う場合にも、この穴を疑ったほうが良い。