栂池自然園で出会った花

2023/08/06

カテゴリ：北アルプス

雨上がりの栂池自然園の続きですが
ちょっとだけ・・

植物の名前など持っている図鑑で探して最終的にネットで検索していました。
１９９８年にAＰＧ植物分類体系というＤＮＡ鑑定を基礎にした分類法ができて大きく変わりました。
私が山歩きをはじめて山野草に興味を持つようになったころで、
そのころに購入した図鑑は当然分類法は当時のままでした。その当時はそれでもよかったのですが
さすがに四半世紀がたってみるとほぼＡＰＧ分類表記になっていて、
持っている図鑑で対応できなくなりネットで再検索するようになりました。
今回、マイヅルソウを図鑑で見てユリ科マイヅルソウ属だったものが
スズラン亜科マイヅルソウ属に変更になっていて亜科ってなに？
科と属の間にあるのが亜科で、ＡＰＧ分類法ではキジカクシ科の中のスズラン亜科で
キジカクシ科に含めてもよいとなっていました。
こういうことを突き詰めるほど植物にのめりこむことができない中途半端な人間
というか難しいことが考えられないので
花を見て感動できてその中で少しだけ知識が深められれば良いのかなと思うようになりました。
一番印象に残るのは
ガガイモの仲間がガガイモ科からキョウチクトウ科に変わったことです。
ガガイモとキョウチクトウ、どこにどう接点があるの？って感じてしまいます。
朝ドラ「らんまん」
植物学博士牧野富太郎をモデルにしたドラマですが
地道な努力によって築き上げた日本の植物学
現代の植物名は個人の功名心みたいなものから、そこまで分類する？
というのがけっこうあるような・・・

ワタスゲ（綿菅）／別名スズメノケヤリ
カヤツリグサ科ワタスゲ属
初夏、亜高山帯から高山帯の高層湿原に群落をつくります。
湿原の人気のワタスゲ、この白いのが花と思っている方が多いのですが
これは花が終わったあとの果穂（綿毛）、黄緑色をした地味な花を認識している方が少ないこと・・