テーマ:食べ物あれこれ(49887)
カテゴリ:「食」
「食」について国産は安全との「伝説」が広まっている。 多くの生産者がよく知っている通り、国産の農作物、水産物、畜産物だからといって安全なわけではない。 カドミウム米、大型魚の水銀汚染、国産牛のBSE発生などなど、一通りある。 厚生労働省は「ちゃんと」調査しているし、安全基準も設定している。 安全基準の範囲内のものが流通しているという前提の「安全、安心」。 しかしながら「事故米」も流通したし、役人は責任逃れもする。 危険を「大きな声で皆に伝えろ」という「法の指導」はもちろん、ない。 厚生労働省のサイトには、「食」の安全(危険)に関するたくさんの情報が掲載されている。 官僚の役割は、社会の混乱を招かぬよう、粛々と対策をすすめるのみ…って、誰が決めたのだろう。 ガイドブック食の安全 <カドミウム汚染> 水田、塩化鉄で3割以下に浄化 農環研 (2010年8月19日 毎日新聞) カドミウムに汚染された水田の水に塩化鉄を混ぜて土中のカドミウムを洗い出し、収穫するコメのカドミウム濃度を3割以下に下げる技術を、独立行政法人農業環境技術研究所(茨城県つくば市)と「太平洋セメント」(本社・東京都港区)が共同で開発し、19日発表した。 改正食品衛生法が来年2月に施行されるのに伴い、コメのカドミウム含有基準が厳しくなり、政府による買い上げ補償も廃止される。 研究チームは「汚染された水田の浄化に役立つ」としている。 同研究所の牧野知之主任研究員らは06~07年、カドミウム濃度が高い水田に塩化鉄を1アールあたり約100キロ投入。 まる1日置いて水中にカドミウムが溶け出した後、その水を抜いた。その後、塩化鉄を入れない水だけでの「すすぎ洗い」も2日間実施した。 こうした処理を済ませた水田で収穫したコメのカドミウム濃度は約0.2ppmと、新しい基準値(0.4ppm)以下だった。 同程度の汚染を受けた未処理の水田で収穫したコメの濃度は約0.7ppmで、濃度を3割以下に減らせた。 その後3年間の実験で、一度処理すれば効果が続くことも確かめた。 従来の浄化方法は、新たな土を盛る「客土」が主流だったが、盛る土がやせているため収量減が悩みの種だった。 今回の方法は収量を保てるという。 新しい基準では、コメのカドミウム濃度が「1ppm以下」から「0.4ppm以下」に引き下げられる。 政府はこれまで、0.4~1ppmのコメについては、基準を満たしていても一定額で買い上げた後廃棄していたが、来年2月以降は買い上げも廃止する。 同研究所などによると、新しい基準値である濃度0.4ppm以上のコメができる可能性のある水田は、全国の水田の約0.3%に当たる4500ヘクタール程度だという。 【高木昭午】 知らなきゃヤバイ!食品流通が食の安全を脅かす 「食品に含まれるカドミウムに関するQ&A」 (厚生労働省) 魚の水銀濃度 厚生労働省調査 (栄養療法室ルルドケア) 妊婦への魚介類の摂食と水銀に関する注意事項の見直しについて〔Q&A〕 (平成17年11月2日) 牛海綿状脳症(BSE)等に関するQ&A (厚生労働省) (2) 我が国におけるBSE発生について Q1: 日本でのBSE検査状況はどのようになっていますか? Q2: 日本でのBSE発生状況はどのようになっていますか? “食の安全”はどこまで信用できるのか 事故米不正で書類送検 元経営者ら4人と2法人 神奈川県警 (2010年8月10日 産経新聞) カビが生えて食用に適さなくなった事故米が不正に食用として転売されていた事件で、神奈川県警は10日、食品衛生法違反などの疑いで、農林水産省が県警に刑事告発していた飼料原料卸業「石田物産」(横浜市、廃業)元経営者(56)ら4人と、2法人を横浜地検に書類送検した。 …(略)… 食の安全裏側の話 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年08月20日 17時17分42秒
コメント(0) | コメントを書く
[「食」] カテゴリの最新記事
|
|