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　最後まで墜落した機種、パイロットの所属等は分からずじまいで中朝手打ち。

　外交面でどのような収受がはかられたのかは、今後の北朝鮮の行動に注目が必要。

　朝鮮人民軍空軍は、「韓国国防白書2008年版」によれば、保有航空機数、戦闘任務機840機、監視統制機30機、輸送機330機、ヘリ310機、訓練機180機。

　この内、実働戦力として勘定されるのは、米韓軍に対抗可能なSu-25（20機）、MiG-23（48～50機）、MiG-29（30機）、Mi-24（20機）などの新型機のみと考えられる。

　大量の旧式機を保有している可能性が指摘されている。

　2000年度の米調査報告では零式艦上戦闘機や一式戦闘機、一式陸上攻撃機などの日本軍機、P-51やF4U などの米軍機も未だ現役で就役とされている。

　どうやって調べたのだろう？

　現代の戦闘機はミサイルを装備しているもののそれらは発される熱を追尾するよう設定されており熱を出さない零式艦上戦闘機やF4Uを撃墜することは事実上不可能な点が恐れられているそうだ。

　本当に恐ろしいなら、各国も武装した旧式機を保有すれば良いだけなのだが…。


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　「軍用機墜落は故障」
　新華社、脱北報道打ち消す
　（2010年8月20日 産経新聞）
　【北京＝矢板明夫】
　中国国営新華社通信は19日、同国東北部の遼寧省内に小型機が墜落した原因について、「北朝鮮の軍用機が故障で方向を失い、誤って中国領内に入って墜落した」とし、北朝鮮側が遺憾の意を中国側に表明したと報じた。
　軍用機は「北朝鮮から脱出しようとして墜落した」との見方も韓国などで報じられたが、新華社の報道がこれを打ち消した形だ。

　中朝両国の当局者は墜落事故翌日の18日に現場近くで会談、事故の対応で協力することで一致しており、今後、死亡した乗組員の遺体や機体の送還などについて協議を進める。
　現地からの情報によると、軍用機の残骸（ざんがい）は19日午前6時ごろ、トラックで現場から運び出されたという。
　また、墜落した際に爆発などがあったとの目撃情報はなく、機体は何らかの故障で操縦不能に陥り、燃料が切れて現場のトウモロコシ畑に不時着を試みた可能性が指摘されている。

　一方、中国外務省は19日、武大偉朝鮮半島問題特別代表が、北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議再開問題などについて協議するため、16日から18日まで訪朝していたと発表した。
　会談内容は明らかにされていないが、米韓の合同軍事演習への対応のほか、この訪朝中に起きた墜落事故についても協議された可能性がある。
　中国側は北朝鮮側が遺憾の意を示したことで早期に決着をはかったものとみられている。

　一方、墜落をめぐる報道に神経をとがらせていた中国当局は国内の各メディアに対し、「独自の取材や報道を禁止する」と指示を出していた。
　このため、19日付の中国各紙は新華社が配信した約100文字の「小型機墜落」という内容の記事を小さく掲載しただけだった。

　　　　　　　　
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　北の軍用機が中国墜落、
　「北の内部で何か起きている？」
　－軍事評論家
　中国の遼寧省撫順県拉古郷で17日午後、北朝鮮の戦闘機が墜落した事故に対し、中国の軍事評論家である馬鼎盛氏は、「人民解放軍はなぜ、北朝鮮機が中国領空を飛行していることを知らずに放置していたのか」と疑問を呈した。
　馬鼎盛氏は、写真から見て墜落した機体は旧ソ連開発の戦闘機「ミグ21」である可能性が高く、機体の残骸（ざんがい）から判断した場合、撃墜ではないと分析。
　続けて、「中国領海に侵入した機体が敵意を持っていたと仮定し、遼寧省の省都である瀋陽市や解放軍基地に墜落していたら、被害は計り知れない規模だった」と述べた。
　…（略）…