テーマ:世界を動かす国際金融(373)
カテゴリ:経済
日本のエリートは撤退戦が得意ではない。 過ちを認める能力に欠けるからだろう。 あまたある大企業の不正も、それを正すことが過ちを認める ことになるので、いつまでも正されない。 安倍続投に追い詰められる日本経済 =斎藤満 2017年10月29日 MONEY VOICE 八方塞がりの黒田日銀は「異次元の落とし前」をどうつけるのか リセットの機会を逸した日銀 今回の衆議院選挙に、ひそかに期待していた日銀関係者は多かったのではないかと思います。 安倍退陣となるようなら、行き詰まった現在の金融政策を見直すチャンスになる、との期待があったはずです。 それが与党大勝となり、安倍続投、アベノミクス継続強化となりました。 恐らく、黒田総裁は来年春に再任となるのではないかと見られます。 実際、複数の日銀関係者は、今の金融緩和策は行き詰まっており、機会があればその修正・見直しが必要と見ています。 その機会として、安倍総理の退陣があったわけですが、その期待は潰れました。 そうなると、今の緩和策を続けなければならなくなりますが、これを続けたからと言って、物価目標が達成されるめどは立ちません。 本音では19年度でも無理と見ています。 …(略)… 需要のないところ、市場の拡大が期待できないところに金融政策でインフレを惹起するという考えが誤りだったのだが、おそらく日銀の責任者・黒田総裁が変わるまで、あらためられないのだろう。 バブルが無用に引き伸ばされたときのように。 日本の金融機関は中小金融機関の淘汰で体力が損なわれ、日本経済は腰痛状態。 いざというときに踏ん張れないことになる。 「いざ」というときは、世界的不況、世界的好況のときに訪れる。 日本経済にはプラスの展望はない。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年01月25日 08時26分48秒
コメント(0) | コメントを書く
[経済] カテゴリの最新記事
|
|