テーマ:航空機(109)
カテゴリ:民間航空
温室効果ガスの削減は、地球の環境を守るためにも急務となっている。 航空分野も例外ではなく、ICAO(国際民間航空機関)やIATA(国際航空運送協会)は、航空機からのCO2総排出量を2050年には2005年時点の50%にまで削減する目標を立てている。 一方、航空旅客需要は今後20年間で約2.4倍に増大すると予測されている。 ボーイング(米国)はさまざまなタイプの電動航空機の研究を進めている。 機体後部に電動ファンを設置する亜音速機のハイブリッド航空機はその一つ。 ベンチャー企業との電動航空機の研究開発も進めている。 電動航空機ベンチャーのズーナム社は、ボーイングから出資を受け、12人乗りのハイブリッド機ZA10を製造中。 2020年代初めに就航予定。 エアバス(フランス・欧州共同)はハイブリッド方式の実証機E-Fan Xの飛行試験を2020年に実施予定。 E-Fan Xは、エアバス社がジーメンス社、ロールスロイス社と共同で進めている。 4基のジェットエンジンのうち1基を電動ファンに置き換える方式。 ジーメンス(ドイツ)は、2018年4月、シリーズ・ハイブリッド式電動航空機の試験飛行を実施。 同年10月、ダイアモンド・エアクラフト社と共同開発した電動航空機の飛行試験を実施。 NASA(米国航空宇宙局)は様々なタイプの電動航空機の研究を進めている。 150人乗りクラスのパラレル・ハイブリッド方式のSUGAR Volt。 シリーズ・ハイブリッド方式のSTRAC-ABL。 全翼機のN3-Xなどを発表している。 オシコシで見た、 航空の世界が大きく変わる可能性、日本も草の根から始めよう 松浦 晋也(ノンフィクション作家) 2018年9月21日 日経ビジネス
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最終更新日
2019年11月19日 07時34分03秒
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