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カテゴリ:記憶科学
【人類最大の謎】未解決問題「意識」を30年探求する脳科学者・茂木健一郎が現在地を講義IMAGINE イマジン大学
脳科学者の茂木健一郎先生の最近の動画。 先生と違って、私は「脳と意識」との関連で考えない。 だから「意識のハードプロブレム」は私にとっては意味を成さない。 意識と記憶との関係で考えるが、普通の人が思い描く記憶ではない。 私の出発点は、ソシュールの記号学の新解釈である。 茂木先生は、意識の問題は解けないかもしれないと、かなり悲観的であるが、私も、今の科学や哲学の枠組みでは絶対に解けないと思う。 それは現在、西洋における「Consciousness」の研究の二大柱になっている、意識と脳の関係を探るアプローチと我々の主観が宿る所に意識があるとする考えである。 もう一つ、私はいつも疑問に思うのだが「Consciousness」の研究に関して、言語との関係が全く話題に上がらない。 現在の言語学は、往々にして文法学であるので、意識の研究に言語学者が呼ばれないのは分かるのだが、意識の研究という視点から、言語を語る人がいないのは残念である。 私が、ソシュールの記号の研究を始めた時、実は「Consciousness」には特に興味が無かった。 しかし、自分が言語に関して解明した事と所謂、意識が非常に密接な関係を持っている事が徐々に分かってきた。 意識の記憶の関係、そして意識と記憶の進化に関しても考察を深めていった。 今は、言語を意識の進化の一つの段階として捉える事ができ、更に量子力学との関係性も見えてきた。 只、今一つ、大きな問題は、生物認知的な離散的な時空間の誕生という概念を誰とも共有できない事。 これが解ければ、自由意志の元となる認知主体が行動する為の「自己意志」の存在が明らかになる。 私は、数学に関する素養が全く無いので、それが今後の大きなハンデになると思うのだが、言語のメカニズムを理解する事で、言語の胚となる記号が、自然数のテンプレートになっている事を理解できた。 言語と数学は、実は同じ起源をもっているのである。 生物認知的な時空間に話を戻すが、これが解明されたら、ダーウィンの進化論に一石を投じる事になるだろう。 突然変異と自然淘汰に加えて、全く別の進化のメカニズムがある事が証明されることになると思う。 それは、環境が直接進化に影響を与える事を含む、全く新しいメカニズムである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.04.11 20:52:45
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