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カテゴリ:記憶科学
この動画を視て「対象の永続性」と言う用語を初めて知った。
深淵の探求者 :【常識崩壊】「意識」はなぜ生まれたのか? これはスイスの心理学者ピアジェが提唱した概念で「抽象的思考の要素であり、物体を知覚できないからといって物体が存在しなくなるわけではないという理解である」らしい。 心理学に於ける記憶喚起が正しく理解されていない理由が分かった気がする。 心理学者のピアジェが認知システム上の記憶喚起が自動的である事を知らなかったと言うのが、この「対象の永続性」と言う用語を使った事により、よくわかる。 言語意味的な時空間が確立された時点で対象の永続性が保証されるのだが、その前の状態がどうでもあったかには考えが至らなかった様である。 私は認知科学が心をブラックボックス化していると理解した時点で、その大元である心理学も私の思考空間から排除したのだが、記憶や記憶喚起に関して心理学が持っている影響力を過小評価していた。 認知システムに於ける記憶喚起が自動的であると言う認識が無いのは、ピアジェのせいである可能性大。 上述のピアジェに関する事を私に気づかせてくれた動画だが、現在の科学と哲学の問題が、主観的な視点でしか物事を記述出来ないであると言う事を私に再認識させてくれた。 記憶喚起が自動的か離散的かをしっかりと認識する必要があるが、これこそが難しいのだと分かった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.04.12 17:08:12
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