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カテゴリ:書評
昨日はインフルエンザの症状も殆ど回復し、読書日和でした・・・
という事で、経済学者の暉峻淑子(てるおかいつこ)氏の、24年前バブル真っ最中に書かれたちょっと古い「豊かさとは何か」を読みました・・・ 古いけれども、よく売れているのか、すでに60刷も発行しているようです・・・ 商売柄ここ2,30年は、経済やビジネスのノンフィクション系ばかり読んできましたが、たまにこういった「人生を見つめ直す!」的、大きな論点に立った評論を読むのも人生の肥やしになります・・・ 長年凝り固まった頭の中を一度「ガラガラポン」して、リフレッシュさせねば・・・ まァしかしこの本、数字的なデータは24年前ですのでさすがに古いですが、内容は今でも十分通用します・・・立派な本です・・・ 本の中で、 「効率競争社会が、家族をバラバラに引き離し、友情を忘れさせ、人々が共有する未来について、あるいは自然とともに生きる人間の生き方について、考える時間を奪い去ってしまった・・・」 「・・・ドイツでは、豊かさとは、創造的で自由な生き方が出来る事であり、それを最大限に可能にする政治、社会であった・・・」 「ドイツではカネだけでは計算できない社会の豊かな底力と、その底力を保障している土台が生活基盤の充実であることを知ったのである。」 等々・・・耳の痛い論評が続きました・・・ ドイツは同じ敗戦国として、「再スタート」を日本と同時に切った訳ですが、65年経って「本質的な差」を益々つけられているように思います・・・ 今こそ、本質的に「大転換」しなければ、良くない方向に落ちていくように思われます・・・ という事で、おとといのインフルエンザ初日は、病院行くのに中華料理屋の看板を見るだけで吐きそうでしたが、今日の夕食には「豚しゃぶ」を美味しく頂けるようにまでなりました・・・ しかしまだビールは飲みたくありませんねェ・・・ ここもポチッと押してください!ご協力お願いします! にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.02.06 21:49:06
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