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カテゴリ:ビジネス最前線
昨日新しいiphoneが、日本の3大キャリア(ドコモ、AU、ソフトバンク)から一斉に発売されました・・・
しかし料金体系を見る限り、どこも似たり寄ったりでダンゴレースという気がしないでもありません・・・ 同じメーカーを「担いでいる」限り、差別化が難しいですねェ・・・ ドコモが「お帰りキャンペーン」とか、訳の分からない企画を打ち出していますが、明確なメリットがない限り戻らないでしょう(少なくとも私は)・・・ キャリア3社のどこかが、携帯電話メーカーを買収して、自らiphoneを超える携帯端末を開発して、独占販売しない限り、この拮抗は破られないでしょう・・・ 或いはiphoneを世界中に発売しているアップルが、キャリアに乗り出すとか・・・ 織物時代も、取引先から「こんなもん、織ってくれへんか?」とサンプルの布の端切れを渡され、それを分析して、それと同じ織物(コピー品)を織っているだけでは差別化が難しかったですねェ・・・ 織物の原価は、糸代、電気代、人件費、サイジング(糊付け)代だけで、外から「丸見え」の状態で、差別化のしようがありません・・・ 原価(仕入れ値)を他人に知られるほど、情けない商売はありません・・・ 原価の分からない(見えない)商売をしないと・・・ 弊社の場合、経営者自ら現場に入り込んで人件費を半額にして、24時間フル稼働(年間355日操業)で電気料金体系を「ホテル」と同じにして10%安く出来たくらいです・・・ 日本の糸は殆ど輸入品で、原価の全てが「日本の半額以下」の中国品には全く太刀打ちが出来ませんし、織物グレードが中級以下には全く妙味がありません・・・ しかし、こんな身を削る消耗戦にも限界があります・・・ 自分の中に、60歳までこんな事をしていたら、過労で死んでしまうのではないかという危惧がありましたねェ・・・ 経営者という自覚と責任が、心身の悲鳴を無理やり抑え込んでいたのでしょう・・・ しかし新規取引先の開拓や仕入れ先の変更や値下げ要求といった「変革」も積み重ねてきましたが、どう足掻いても「自分では、もうこれ以上ムリ!」と諦めました・・・ 10努力しても、2か3しか返ってこない・・・効率が悪すぎました・・・ レバレッジ効果を期待するとまでいきませんが、10努力して、せめて6か7くらいは返って欲しいと思うのが人情です・・・ 一言で言うなら、繊維業界は従来の流通が長く、ユニクロのように川上(原料の糸)から川下(小売)まで一貫でやれば儲かるが、同じポジション(織物は川中)に留まっている限り「差別化」が難しく、いくら努力しても、その努力が大きな渦の中に吸収されて消えてしまう・・・といった無力感を感じました・・・ 同じ努力をするなら、もっと自分の努力が報われるような仕事をやろうと「方向転換」を決断したのです・・・ 織物業界で長年揉まれたお蔭で、他の業界が「楽」に思えるのがウレシイですねェ・・・ トランクルームの仕事なんか、まるで毎日遊んでいるように、楽しく仕事をさせて頂いております・・・(笑) という事で、同じ仕事をするにしても「差別化」が出来るような業種(職種)を選ぶ事がポイントになろうかと思います・・・ ここもポチッと押してください!ご協力お願いします! にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.04.26 10:13:16
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