佐々岡の引退試合。。。ドラマがあったようですね。
明日7日は古田兼任監督の引退試合ですね。
広島・佐々岡、打たれて悔いなし 18年間の現役生活に別れ
セ・リーグ(広島10-1横浜、最終戦、横浜15勝9敗、広島) 九回二死走者なしで「投手・佐々岡」がコールされると、満員のファンは総立ちになった。大歓声の中、迎えた打者村田に137キロを左翼席に運ばれたが、「真剣勝負にいって打たれた結果。悔いはない」。続く鈴木尚は三振に仕留め、「ホームランの後に三振で終わる。僕らしくていいかな」と笑った。
女手一つで育ててくれた母に、食事面でのサポートを惜しまなかった夫人、1年先に広島に入団した西武の江藤も応援に駆けつけた。「きょうまでこのユニホームを着ることができて、本当に幸せな男です」。ナインに胴上げされた40歳は、涙は見せずに、18年間の現役生活に別れを告げた。
横浜・村田、涙の単独トップ36号 引退の佐々岡から放つ
セ・リーグ(広島10-1横浜、最終戦、横浜15勝9敗、広島) 本塁打を打った横浜の村田は泣いていた。リーグ単独トップに立つ36号ソロ。初の本塁打王のタイトルを引き寄せながらも、泣いていた。
九回二死での打席だった。この日が引退試合の広島・佐々岡がマウンドに上がった。カウント1-3からの5球目、高めの直球を左翼席へ。うつむき気味にベンチへ引き上げた村田の目には、涙がにじんでいた。「辛かった。打って辛いと感じる本塁打は、今日が初めてです」
試合後、ファンへあいさつする佐々岡とすれ違った。「すみませんでした」と頭を下げた村田に対し、佐々岡は「打たれて吹っ切れたよ。気持ち良かった」と笑顔で応えた。
胸が痛んでも、最後まで真剣勝負を貫いた。「良い経験になりました」。26歳のスラッガーは、生涯この本塁打を忘れない。