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テーマ:タイガース党(8395)
カテゴリ:阪神2015
さすが4番や!ゴメス、九回決着打で虎救った「走者かえすことが仕事」
(セ・リーグ、DeNA3-5阪神、4回戦、DeNA3勝1敗、21日、横浜)さすが主砲だ! 阪神は5-3でDeNAを破り、4位タイに浮上した。マウロ・ゴメス内野手(30)が一回に先制打、九回には決勝の2点二塁打と大活躍。岩田の完全試合ペースが暗転して同点にされたピンチを、4番のバットが救った。これで5試合連続打点。チームの借金もどんどん減らしてくで! 鋭い打球がグングン伸びていく。前進守備だった中堅・荒波の頭上を余裕で越えていった。ゴメスは悠々と二塁へ。気迫あふれる表情で両手を3度たたいた。勝負を決める2点二塁打。代走を送られ、ベンチに戻ると、チームメートからもみくちゃにされた。 「自分としては打席の中で打てる球をしっかり打とうと思っていた。チームの勝利に貢献できてよかった」 同点に追いつかれた直後の九回だ。二死一、二塁のチャンスでDeNAのドラ1・山崎康にわずか2球で追い込まれたが、集中力を保っていた。「真っすぐは意識していなかったけど、ストライクをとらえようと思っていた」。145キロの直球をはじき返した。 一回には一死一、二塁で左前に先制適時打。カウント1-2とここでも追い込まれていたが、先発・久保のフォークに食らいついた。「低めのボールをうまく打つことができた」。昨季、14打数1安打6三振と抑えられていた難敵を攻略。西岡の好走塁もあり、来日初となる5試合連続打点を挙げた。 先発・岩田が六回まで1人の走者も許さないパーフェクトピッチを続けていたが、七回に暗転。死球と3連打で2点を失った。さらに、八回には3番手の福原が代打・後藤に同点弾を浴びた。 後藤は今季から登録名を「後藤武敏G.(ゴメス)」に変更した“DeNAのゴメス”。場内には相手ファンのゴメスコールが鳴り響く。しかし、虎の“本家”ゴメスは動じなかった。 「(後藤は)ホームランを打ったので素晴らしいと思うが、自分は自分のやるべきことを考えて打席に入ったよ」 試合前の練習中、虎のゴメスは打撃ケージ後方にいた後藤に自ら歩み寄った。通訳をはさんで言葉を交わし、握手。「いいニックネームじゃないか」。ニコニコしながら三塁ベンチに戻ってきた。そして試合では本家の貫禄を見せつけた。始めもゴメス、最後もゴメスが決めた。 今季はスランプに陥ったときもあったが、ここにきて来日1年目の昨季に打点王のタイトルを獲得した実力を発揮。和田監督は「かなり上がってきているし、勝負強さも戻ってきている」と太鼓判を押した。 「自分の仕事としては走者をかえすことが仕事なので、これからもそういう仕事をしていきたい。なかなかチームが勝てない状況だが、まだまだシーズンは長いのでこれからもしっかり戦っていきたい」 チームはDeNAと並ぶ4位に浮上。頼れる4番を中心に虎の逆襲が始まる。 データBOX ◎…阪神は今季DeNA戦4試合目にして初勝利。昨季の9月29日(甲子園、○1-0)からの連敗を4で止めた ◎…阪神がカードの初戦を勝ったのは、4月3日の巨人戦(東京D)以来で5カードぶり。ちなみに昨季は5月9日の巨人戦(甲子園)から6月6日のオリックス戦(甲子園)まで10カード連続で初戦を落としている 阪神・ゴメス、これで5試合連続打点!オマリー効果で復活 (セ・リーグ、DeNA3-5阪神、4回戦、DeNA3勝1敗、21日、横浜)阪神は5-3でDeNAを破り、4位タイに浮上した。マウロ・ゴメス内野手(30)が一回に先制打、九回には決勝の2点二塁打と大活躍。岩田の完全試合ペースが暗転して同点にされたピンチを、4番のバットが救った。これで5試合連続打点。 ゴメスが復活した背景に、オマリー打撃コーチ補佐の存在がある。甲子園でも遠征先でも、なかなか本調子に乗らないゴメス、マートンの助っ人コンビに対し、自ら投手役を務めて早出特打を課していた。前日の指名練習で同コーチがマンツーマン指導していた伊藤隼もこの日タイムリーを放った。となれば、そろそろM砲も“覚醒”か!? 2番入って熱い!虎・西岡、2戦連続3安打 5試合で打率・429 (セ・リーグ、DeNA3-5阪神、4回戦、DeNA3勝1敗、21日、横浜)審判の両手が開くと、飛び上がって右拳を天に突き上げた。西岡が好判断&好走塁。捕手の一瞬の隙を突く鋭いスライディングで先制のホームを踏んだ。 「どう滑り込もうかということを考えていた。(捕手の)黒羽根選手の足が(ベースを)またいでいた。足を突っ込むしかないと思った」 一回一死。先発・久保のスライダーを左前へ運び、鳥谷の四球で二進。ゴメスが打球を左前に転がすと一気に本塁へ突入し、試合の主導権を握る1点をもぎとった。 開幕から3番、1番を務めてきたが、16日の中日戦で2番に座ると「“攻撃的な2番”という監督の意思は理解している」と強い責任感を発揮。5試合で打率・429と結果を出している。 二回に中前打、七回に三塁内野安打を放ち、2試合連続となる猛打賞。開幕から21試合で早くも4度目だ。このハイペースを維持すれば、自身がロッテ時代の2010年に達成した猛打賞27回のプロ野球記録にも手が届く計算になる。 ひたむきなプレーでもチームを鼓舞する。2点リードの四回二死一、三塁では投手の前に転がった打球を諦めずに一塁へ走るとロペスの捕球ミスを誘い、追加点をおぜん立て。同点の九回にも四球を選んでゴメスの勝ち越し打につなげ、5打席すべてで出塁した。 「今はあっさり勝てないチーム状況。流れがくるまでは踏ん張れないといけない」 守備でもチームを支えている。完全試合ペースだった岩田が七回先頭の石川に死球をぶつけて、快挙ならず。三塁を守る西岡はすかさず間合いをとり、大阪桐蔭高の先輩に「次ですから」と声をかけた。さらに一死から梶谷の左前打で無安打無失点も消えると、再びマウンドに歩み寄った。常に試合の流れを頭に入れて、グラウンドに立っているからこその行動だった。 試合後は「これを維持できるように」と充実感をただよわせた。走攻守そろった背番号7。頼りになる男が虎を牽引(けんいん)する。 三塁コーチャーの阪神・高代作戦兼内野守備走塁コーチ 「ゴメスで(左翼の筒香が)深く守っていたのもあるが…。西岡が(二塁で)大きくリードをとっていたから、俺も(本塁突入を)チャレンジさせることができた。ランニングもよかったが、スライディングもうまかったよ」 データBOX ◎…西岡は今季4度目(3安打3度、4安打1度)、通算では91度目の猛打賞を記録。2010年はプロ野球記録の27度(3安打21度、4安打5度、5安打1度)をマークした。阪神移籍後は13年が14度(3安打13度、5安打1度)、14年が1度(3安打1度)。 虎・隼太、今季初Hがタイムリー「チャンスがあればベスト尽くす」 (セ・リーグ、DeNA3-5阪神、4回戦、DeNA3勝1敗、21日、横浜)針の糸を通すような制球力が武器である久保の外角チェンジアップを拾った。バットの先だったが、執念で中前に運んだ。伊藤隼が今季2度目のスタメンで初安打&初打点と首脳陣の期待に応えた。 「体がうまいこと対応してくれました。あまり調子がよくなかったので、結果が出てよかったです。これからもチャンスがあればベストを尽くしたいです」 一回二死満塁。ゴメスの先制打が飛び出した後、マートンが三振を喫し、福留が歩いて、出番がきた。14日に1軍昇格したときは、打撃が上向いていたタイミングで「いいときに上げてもらえた」と意気揚々だった。そして6打席目。これまで攻撃陣の課題だった「次の1点」を体現した。四回にもフルカウントから四球を選んで、3点目のホームを踏んだ。 「塁に出て、得点につながったのはよかった」 大和の打撃不振により、中堅は野手で唯一、レギュラーが定まっていないポジションである。守備力からすれば大和の代役は俊介だが、打力では、やはり隼太に魅力がある。逆にいえば隼太にとっては、打って初めて勝負になる。 横浜スタジアムでは昨季、夏場に守備のもろさを露呈した。「球が消える」ともいわれた新LED照明対策としてサングラスを着用した。「変わったので」。このチャンスを逃すまいと準備にはぬかりない。 「積極的にいこうと思って打席に入りました。とにかくチャンスで1本、ヒットがでてよかったです」 慶大からドラフト1位で入団し、はや4年目になった。勝負のシーズン。もう、足踏みはゴメンだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Apr 22, 2015 05:53:24 AM
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