|
カテゴリ:阪神2015
“地方の鬼”虎・能見、投打でハッスル!打って2打点&投げて5勝目
(セ・リーグ、広島2-7阪神、9回戦、広島5勝3敗1分け、24日、富山)霧の合間からうっすらと見える立山連峰をバックに、能見が打者を次々に斬った。大好きな鯉を相手に投打でハッスル。“地方の鬼”ぶりをいかんなく発揮した。 「その通り(地方に強い)になったので、良かったです。良いイメージのままでいけました」 地方球場はこれで4連勝、通算13試合で5勝1敗、防御率2・63だ。一回一死二塁でシアーホルツを空振り三振、新井を遊ゴロに斬り、波に乗った。五回に梵に左翼へソロを浴びたが、危なげない投球をみせた。 七回までで球数は80。前夜は延長十二回ドローで計8投手をつぎ込んだだけに、完投を狙っていたが…。八回に一死満塁とされると、左ふくらはぎがつって、7回1/3を4安打2失点で降板。それでも中継ぎ陣が踏ん張り、チームトップタイの5勝目をゲットだ。 得意の広島からも今季2勝目、通算20勝目。さらに通算78勝目とし、かつて“巨人キラー”として名を馳せた小林繁(故人)を抜き去り、球団単独16位となった。 お世話になった「チョーさん」への弔い星にもなった。「知っていたので、勝てて良かったです」。11年6月28日、富山遠征中に当時チーフスコアラーの渡辺長助氏(享年54)が急死してから、富山では2戦2勝。目には見えない力も、左腕の原動力だ。 打っては四回一死二、三塁で中前へ2点打。打撃得意の左腕が、開幕から12試合目でようやく今季初打点を挙げた。 「トリ(鳥谷)がいたから『ちょうだい』って言った」。春季キャンプで打撃練習に励むあまり、持っていたバットを1日3本も折り、室内練習場にいた鳥谷からマスコットバットをもらった。「重いけど。大丈夫」と、練習では野手用の重いバットを使ってスイング。この日の一打につなげた。 投打で活躍した左腕を和田監督は「状態がよかったね」と手放しでたたえたが、能見は「最後までいきたかった」と悔しさをにじませた。しかし、ローテの中心として十分なピッチングであったのは、間違いない。 能見について阪神・中西投手コーチ 「完投ペースだったけどな。これからの季節は塩分や水分をとるようにしないとな」 能見、通算78勝目!小林繁氏の白星超える虎歴代単独16位 (セ・リーグ、広島2-7阪神、9回戦、広島5勝3敗1分け、24日、富山)霧の合間からうっすらと見える立山連峰をバックに、能見が打者を次々に斬った。大好きな鯉を相手に投打でハッスル。“地方の鬼”ぶりをいかんなく発揮した。地方球場はこれで4連勝、通算13試合で5勝1敗、防御率2・63だ。 能見は今季5勝目。通算78勝とし、小林繁を抜いて、球団歴代単独16位となった。 地方球場はこれで4連勝。通算13試合、5勝1敗、防御率2・63。富山では13年6月25日の中日戦に登板し、8回1/3を1失点で勝ち投手。 今季、広島戦3試合で2勝1敗、防御率2・01(1完封)。通算でも44試合で20勝9敗、防御率2・45の鯉キラー。 阪神・能見、得意の地方球場で白星「いいイメージがある」 (セ・リーグ、広島2-7阪神、9回戦、広島5勝3敗1分け、24日、富山)阪神の能見が過去4勝1敗と好相性の地方球場でまた白星を挙げた。「いいイメージがある」との言葉通り、八回途中まで4安打2失点でまとめ、チームの首位浮上に貢献した。 ただ満足できないところもある。七回まで80球と完投ペースだったが、八回1死満塁とされたところで、左ふくらはぎの異常を訴え途中降板。「足がつった」そうで「きのうブルペン陣もいっぱい使っているし、何とか最後まで…」と悔しがった。(共同) 阪神、ついに単独首位浮上! 能見、投げて打って5勝 (セ・リーグ、広島2-7阪神、9回戦、広島5勝3敗1分け、24日、富山)阪神は先発した能見が八回途中4安打2失点と好投し、今季5勝目(7敗)を挙げた。打っても四回に2点打を放つなど投打にわたって活躍。チームはこれで引き分けを挟んで4連勝とし、この日敗れた巨人をかわして単独首位に浮上した。 能見は140キロそこそこながら伸びのある直球と、変化球を低めに集め、要所で三振を奪って広島打線を抑えた。リードを3点に広げた四回には一死一、三塁から中前2点打を放ち、自ら追加点をたたき出した。五回に梵に本塁打を打たれ、1点を失ったが七回まで安定した投球を見せた。八回に制球を乱し、一死満塁としたところで、足に異変を訴え降板。ここまで92球と完投も狙えるペースだったが、あとを受けたリリーフ陣が1失点で踏ん張り、能見が5勝目を手にした。 試合後、能見はベンチでチームメイトを笑顔でお出迎え。四回に放った今季初の適時打には「たまたま当たってくれました」と、謙遜しながら振り返っていた。 ゴメス(七回に適時打) 「自分だけじゃなく、チーム全員が勝利に貢献して、いい試合だった」 阪神・中西投手コーチ(左ふくらはぎがつった能見に) 「きょうだけじゃなく、ここ何試合かそういうのがあった。次回登板は大丈夫だと思う」 虎・福原、史上19人目の100ホールド!呉昇桓と前夜リベンジ0封 (セ・リーグ、広島2-7阪神、9回戦、広島5勝3敗1分け、24日、富山)点差よりも状況は苦しかった。終盤の危機で、3番手の福原が広島の反撃を止めた。前夜の借りを返したセットアップ右腕に笑顔が戻った。 「(難しい場面での登板に)そうですね。でも大丈夫でした」 7-1の展開を考えると意外な出番だった。先発の能見が突然の異変。八回一死満塁で左足がつって降板した。2番手の高宮が丸に右前適時打。7-2とされ、なおも一死満塁で登場した。 「そこまで深く考えず、目の前の打者を抑えようと思いました」 菊池に2-2から投じたスライダーは手応えあり。だが、わずかに外角に外れた。球審の手が上がらず膝を落としたが、ここからの切り替えがベテランだ。フルカウントから直球で捕邪飛。続くシアーホルツをフォークで一ゴロに打ち取り、無失点で切り抜けた。 3日のロッテ戦(甲子園)で、8点差を七回の1イニングで追いつかれたこともある阪神。5点差でも走者の数や打順、流れを考えれば大ピンチだった。しかも、前日23日(長野)に勝利の方程式が崩れたばかり。2点リードの八回に自身が新井にソロ浴びて、九回に呉昇桓が追いつかれた。それでも、苦い記憶を問われても落ち着いた表情は不変だった。 「大丈夫でした」 引きずっていてはできない役割だ。通算553試合目の登板で、ホールド数は100に達した。史上19人目の大台。経験値を証明する投球でセットアッパーがつなげば、ストッパーも続いた。九回は呉昇桓が今季初めて5点差で登板。新井、エルドレッドを直球で封じると、代打・松山には一転して110キロ台のカーブを連投。計10球で3人を抑えた。 「きのう打たれたので、抑えられてよかったです」と守護神。そのひと言につきる。一夜で悪夢と決別。投手陣も本来の形で奪首に花を添えた。 23日の広島-阪神(長野)VTR 阪神は3-3の七回に中継ぎの安藤が暴投で勝ち越しを許す。八回にゴメスの3ランで逆転も、その裏、福原が新井にソロを浴び、6-5。九回は守護神の呉昇桓が無死一、二塁から丸に適時二塁打を浴び、同点。その後のピンチはしのいだが「勝利の方程式」が全員崩れ、延長十二回6-6のドローに終わった。 阪神・藤井、能見のアクシデントに動じず投手陣をリード (セ・リーグ、広島2-7阪神、9回戦、広島5勝3敗1分け、24日、富山)藤井はエース左腕の突然のアクシデントにも動じず、投手陣を冷静にリードした。「(能見は)リズムがよかったね」。能見が八回途中に左足をつった前兆については「ない、ない」と説明。高宮、福原、呉昇桓のリリーフ陣を落ち着いてリードし、勝利に貢献した。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jun 25, 2015 08:37:02 AM
コメント(0) | コメントを書く
[阪神2015] カテゴリの最新記事
|