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2009.12.30
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カテゴリ:歴史・
自虐史観で“精神的移民”した日本「アジアの盟主」の座捨てて腑抜けに2009.12.30(Wed)

 加瀬 英明 JBプレス

洋書に気にかかる一節
 今月はアメリカの新聞の書評で『When China Rules the World(中国が世界を支配する時)』(マーティン・ジャック著、ペンギン社刊)が取り上げられていたのを求めて、読み始めた。大著である。

 そのなかに、気にかかる一節があった。著者はどうして日本が第2次大戦後、アジア諸国の敬意をかうことがなかったのかと、問うている。そして、日本が19世紀末からアジアの規範であってきたのに、戦後、日本が自国の歴史に対する誇りを失ったために、アジアの人々にとって魅力が失われたと、断じている。

 日本は明治維新後、アジアの諸民族にとって手本となって、アジアを西洋の圧制から解放したのに、第2次大戦に敗れてからは、自らを尊ぶことがなくなった。アメリカの従属国となって、物質的な生活を第一として享楽を貪るようになったからだ、というのだ。

 だから、日本はアジアの大国になれないといわれると、私には返す言葉がない。

 もっとも、著者は戦後の日本の経済興隆なしには、韓国、台湾、シンガポール、マレーシア、タイ、ベトナム、インドネシアなどの “アジアのタイガース” と呼ばれる新興諸国の発展も、中国の目覚ましい経済発展もなかったと、説いている。

物質文明と引き換えに貴い歴史を捨てる
 日本はこの140年あまりのうちに、アジアの解放とアジアの経済発展という、2つの興亜の大業を成し遂げた。それなのに、アジアにおいて敬意を払われることがない。

 かつて日本はアジアの民によって、尊敬された。アジアの光であった。ところが、私たちは物質の繁栄と引き換えに、亜流のアメリカ人となって、「アジアの盟主」としての責任を負った貴い歴史と、アジア解放の夢のために生命を捧げた同胞の記憶を捨ててしまった。

 私はインドや、インドネシアに、多くの親しい友人を持っている。先の大戦を体験した世代は、日本が立ち上がったことによって、西洋による植民地支配から解き放たれたことを知っていて、日本に感謝しているが、若い世代となると、村山談話や、河野官房長官談話をはじめとして、日本が侵略戦争を戦ったとか、非道な行為を働いたとして自国を辱めてきたために、日本に対して暗いイメージをいだくようになっている。

 戦勝国のせいにしてはなるまい。独立を回復した後に日本人自身がつくりだした自虐史観が、日本観を歪めてしまった。

 先人を敬うことなく、歴史を忘れた民は軽んじられる。

60代以上がアメリカ製の国へ“移民”
 先月、雑誌に頼まれて、俳優の津川雅彦氏と対談した。津川氏は歴史と文化への洞察力に富む優れた論客だ。そのなかで私はこう述べた。

 「アメリカは移民の国ですよね。ヨーロッパから新天地にわたってきて、アメリカという国をつくったわけだから、その歴史はまだ浅いものでしょう。

一方、日本はこれだけ長い歴史を持ちながら、昭和20年8月の敗戦によって、国民が国を捨てたり移民したりすることはなかった。でも、精神的にはアメリカ製の新しい国へ “移民” してしまった。」

 「その結果、それ以前の歴史にはまったく関心を持たなくなった。だからアメリカと同じようにまったく歴史の浅い国になってしまいましたね。

日本でいちばん具合の悪い世代というのは、たしかに団塊の世代、60から上じゃないですかね。その点、いまの20代、30代というのはかなり健全ですよ。昭和20年8月前の歴史を知ろうとしていますからね。」

 どうして、日本はこのような腑抜けの国家になってしまったのだろうか。

新宿の茶髪=失われた青春を取り戻す「散華の若者」

 ある夜、私は新宿にいた。若い茶髪をした男女たちが遊び呆けていた。私は唖然とした。だが、その時に、「きっと先の大戦で散華した若者たちが凱旋して、失われた青春を取り戻そうとして、この若者たちのなかに宿って、そうしているのだ」と思って、祖国危急の時には、若者たちがきっと立ち上がってくれると信じた。


※「若い世代となると、村山談話や、河野官房長官談話をはじめとして、日本が侵略戦争を戦ったとか、非道な行為を働いたとして自国を辱めてきたために、日本に対して暗いイメージをいだくようになっている。」

日本を裏切る日本人がいるかぎり、世界は日本を信じることはない。





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最終更新日  2010.03.02 18:16:57



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