3027671 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

かかしのジャンプ

かかしのジャンプ

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
全て | 記事なし | 中国・日中 | 国内・ | アメリカ・ | 資料 | 在日・国籍 | 外交・海外・国連 | 外国人問題・外国人参政権 | その他 | 政局・政治家・ | 航空・安全保障 | 科学・文化・ | 捕鯨・マグロ | 島嶼・領海・資源・ | 恥ずかしい日本人 | メディア・NHK問題 | 左翼 反日日本人 | 歴史・ | トピック | 朝鮮校無償化 | 台湾・日台 | 歴史共同研究・教科書 | 事件・事故・裁判 | ルーピー | 日王 | 経済・産業 | 仰天韓国 | 談話 | 仰天中国 | 拉致 | 対日ネタ | 中国論調 | バカ | 日本崩壊 | ヒトデナシ | 民主党 | 反日・歴史認識 | ロイヤルトラブル | 中国事件 | 韓国・事件 | 慰安婦 | 南北・北朝鮮・総連 | ガセ・謎記事 | 売国奴
2014.10.20
XML
カテゴリ:反日・歴史認識
「百済のほほ笑みを浮かべた日本の国宝に胸が詰まる」

韓国の小中高教員300人と行く「日本の中の韓民族史探訪」
韓国の金銅弥勒半跏思惟像とうり二つ
船山古墳の金銅飾履なども百済・武寧王陵の遺物と類似

 「なんと。これほど美しいものが…」

 今月1日。京都・広隆寺の境内に低い驚きの声が広がった。薄暗い宝物殿のまさに中央に座している、木造の弥勒菩薩半跏思惟(みろくぼさつはんかしゆい)像前でのことだ。ドイツの実存主義哲学者、カール・ヤスパースが「地上における時間的なるものの束縛を越えて達し得た、人間実存の最も清浄な、最も円満な、最も永遠なる姿の表象」と礼賛した、日本の国宝第1号だ。兪弘濬(ユ・ホンジュン)元文化財庁長は「30年前、弥勒菩薩半跏思惟像を見るためだけに京都を訪れた」と告白した。韓国の国宝第83号に指定されている「金銅弥勒半跏思惟像」と双子のようにそっくりで、日本美術史においては韓半島(朝鮮半島)から渡来した仏像の象徴であり、韓国美術史においては事実上三国時代の仏像の一つに挙げられてきた「名作」だ。

 「第34回 日本の中の韓民族史探訪」に参加した300人の韓国人教師を連れて、この日広隆寺を訪れた鄭永鎬(チョン・ヨンホ)檀国大学名誉教授が、この仏像にまつわる劇的なエピソードを披露した。「仏像の微笑、仏像の姿に魅せられた大学生が、仏像を抱き締めた際、仏像の指を1本折ってしまった。国宝の損壊ということで大変な騒ぎになったが、ある歴史学者が、指が折れたときに落ちた木片を詳しく調べたところ、韓半島にしか生えていない赤松だということが明らかになった。日本の国宝に指定されたこの仏像が韓半島で作られたという、有力な根拠になった」

 「百済の微笑」は、日本で初めてユネスコ(国連教育科学文化機関)世界文化遺産に指定された奈良の法隆寺でも目にすることができる。2メートルを超える背丈に、美しい顔、ひょうたんを軽くつまんだ手など、百済の磨崖仏でよく見られる特徴から「百済観音」という名が付いた仏像だ。所下高校(京畿道光明市)のホン・ウィス教諭は「実際に肉眼で見ても、韓国の仏像だ、韓国の遺物だという思いで胸が詰まる」と語ったきり、それ以上話し続けることができなかった。

 「日本の中の韓民族史探訪」は、日本の古代文明の中に刻まれた韓国文化の痕跡を訪ねるという趣旨で、1987年に第一歩を踏み出した。本紙が主催、新韓銀行とポスコが後援し、韓国各地の小・中・高校教師が参加する。

 9月29日に始まった今回の探訪は、唐・新羅連合軍によって滅ぼされた百済の復興のため、日本と手を組んだ百済の遺民が山城を築き官庁を建てた、福岡の太宰府からスタートした。熊本県の船山古墳から出土した5世紀ごろの金銅飾履や金銅冠、銅鏡、金製耳飾といった副葬品は、百済の武寧王陵から出土した遺物と似ており、あちこちでため息が漏れた。応神天皇を祭る宇佐神宮では、青銅で作られた新羅時代の釣り鐘と対面した。日本に渡った6点の新羅鐘の一つだという。

 壬辰(じんしん)倭乱(文禄・慶長の役)後に和解ムードをつくり出すため朝鮮通信使が歩んだ航路に沿って、下関から船で大阪港へ向かうというルートは、今年が日清戦争120周年に当たることから特別な感慨をもたらした。朝鮮通信使の宿所だったという下関の赤間神宮や、日清双方が朝鮮の運命をめぐって交渉した春風楼を見学したときは、探訪団も静まり返った。ソン・スンチョル江原大学教授は「歴史問題のため韓日首脳は顔も合わせない状況だが、それでも両国は、未来を共に生きる共生の関係を構築しなければならないということを、朝鮮通信使の歴史が教えてくれる」と語った。

 扶余とそっくりな飛鳥の野原には、秋が訪れていた。百済の遺民が渡り、日本古代文明の芽を育てた飛鳥には、三国時代の横穴式石室墳を見ているかのような石舞台古墳や、百済の王興寺をモデルにした飛鳥寺など、百済遺民の痕跡があちこちに残っていた。城寿小学校(京畿道城南市)のイ・ギョンヒ教諭は「韓国の歴史の痕跡、ルーツを訪ねる旅がこれほど感動的だとは思わなかった。韓国に戻り次第、ここで集めた資料を基に歴史の授業のための指導案を作る予定だ」と語った。

大阪・京都・奈良= 金潤徳(キム・ユンドク)記者

朝鮮日報/記事入力 : 2014/10/19 07:09






日本で公開中の「水月観音図」に韓国専門家ら大興奮

14世紀の「水月観音図」、東京の美術館で展示中
「現存する最高の高麗仏画を凌駕」「まるで描いたばかりのように色鮮やか」

 700年にわたり存在さえ知られていなかった高麗仏画の最高傑作が、世の中にお目見えした。日本の個人所蔵家が密かに持っていた14世紀の「水月観音図」が、東京の三井記念美術館で開催中の特別展「東山御物の美―足利将軍家の至宝―」に出品されたのだ。高麗仏画の研究で知られる鄭宇沢(チョン・ウテク)東国大教授をはじめとする韓国の文化財専門家らが、展示の知らせを聞いて同美術館に駆け付けた。専門家らは「現存する最高の高麗仏画を凌駕する傑作が現れた」「保存状態が本当に良くて驚いた」と興奮している。

 高麗仏画は世界で160点ほどしか残っていない、朝鮮仏教美術の白眉だ。水月観音図は、月明かりの下で岩に半跏坐(はんかざ)で座った観音菩薩が真理を求める供養者たちに仏法を教える様子を描いたもので、世界に40点ほど存在している。

 今回公開された絵画は、最も完璧な美学を備えているとされる日本の大徳寺所蔵の水月観音図とよく似ている。月夜に波が押し寄せる海辺の岩に座った観音菩薩が、真理を求める竜王や貴人たちと向かい合っている。観音菩薩のそばには柳の枝を挿した浄瓶があり、そのかたわらに1羽の鳥を描いた。カメの甲羅とハスの模様を金泥(金の粉末)で描いた桃色の裳(も)、優雅な曲線を描く白いベールのすそ…。細密かつ精巧な線と鮮明な色感に、思わずため息が出る。

 特異な点は、絵の左下に描かれている供物者たちだ。観音菩薩の足元で男女の群れが供養しており、半人半獣の怪物が大きな香炉と盆に宝珠を入れて背負っている。史書『三国遺事』に伝わる新羅の僧・義湘の洛山説話を形象化したものだ。鄭宇沢教授は「大徳寺の水月観音図と図像が非常に似ているが、供養者たちをより大きく描いて存在を強調している。大徳寺のものは花をくわえた鳥が左の一番上に描かれているのに対し、この絵では鳥が浄瓶のかたわらの岩にとまっているなど、やや違いがある」と説明している。

 また、姜友邦(カン・ウバン) 元国立慶州博物館館長は「大徳寺の絵とこの絵は同じ絵師が描いたと考えざるを得ないほど似ている。まるで描いたばかりのように色鮮やかに残っており、驚いた」と話している。

 この絵を足利将軍家が所有していたということも興味深い。三井記念美術館の特別展は、室町幕府8代将軍の足利義政をはじめとする足利将軍家のコレクションを展示するものだ。本紙が入手した展示図録には「昔の表具に『足利将軍が和歌山県・高野山の寺である金剛三昧院に寄贈した』と書かれている」とある。

 足利義政は建築と芸術に耽溺(たんでき)し、東山文化を花開いた人物だ。当代の有名なコレクターで、高い鑑識眼を持ち東アジアの最高傑作を集めた。来月24日まで開催される特別展には、北宋第8代皇帝の徽宗が描いた鳥の絵をはじめとする名品が数多く展示されている。鄭宇沢教授は「足利氏の所蔵品だということは、当時すでに高麗仏画が最高級の名品と評価されていたことを示すものだ」と話している。

許允僖(ホ・ユンヒ)記者

朝鮮日報/記事入力 : 2014/10/20 11:50





高麗仏画の最高傑作、三井記念美術館で展示中

これまで存在さえ知られていなかった高麗仏画の最高傑作が、日本で公開された。高麗仏画の研究で知られる鄭宇沢(チョン・ウテク)東国大教授は19日、14世紀に高麗の王室が制作した「水月観音図」が、東京の三井記念美術館で開催されている特別展「東山御物の美―足利将軍家の至宝―」で展示中だと伝えた。

 仏画は縦160.2センチ、横86.0センチ。現存する高麗仏画160点余りのうちで最も完璧な美学を備えているとされる日本の大徳寺所蔵の「水月観音図」とよく似ているが、保存状態ははるかに良好だ。

許允僖(ホ・ユンヒ)記者

朝鮮日報/記事入力 : 2014/10/20 11:27






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2014.10.20 13:11:48



© Rakuten Group, Inc.