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三鷹、聞いたか、吉祥寺、二子玉川 and Shibata

三鷹、聞いたか、吉祥寺、二子玉川 and Shibata

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2014.08.18
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テーマ:平和憲法(55)
カテゴリ:時事問題
トラ トラ トラ!」公開時(1970年)劇場で見たので、44年ぶりです。

当時新聞に大々的に広告がうたれていました。
今回あらためてTVで見ても、迫力があります。
CGなどなかった時代です。命がけの実写と特撮はやはりすごいです。
製作費は$25B、約25億円。今ならその3-4倍?

日米合作とありますが、20世紀フォックス配給のハリウッド映画です。
でも、日本映画のように見えます。
やはり、日本パートが山本長官(山村総)南雲中将(東野英二郎)淵田少佐(田村高廣)
源田中佐(三橋達也)といったちゃんとした日本人俳優が出演しているからでしょう。

ただ、日本パートになると、日本風?の音楽が流れるのにとても違和感を感じました。
音楽はジェリー・ゴールドスミス(猿の惑星、パピヨン、エイリアンなど)ですが、
黒沢明とともに途中で降りた武満徹が担当したならば、違ったものになっていたでしょう。

登場人物が多いので、ある程度知識がないと十分な理解は難しいでしょう。
特に、アメリカ側はなじみのない人たちが多いので大変です。

当時は高校生だったので、史実の描き方に関しては評価できませんでした。
今では、米国が事前に暗号を解読して攻撃を察知していたことや
日本大使館の怠慢ぶりなどが、偏ることなく描かれていると思います。

それにしても、米国が当時なぜこんな自国の混乱ぶり(ワシントンとハワイ)を
描いた内容の映画を作ったのか不思議でした。
ベトナム戦争中で、ワシントンへの批判も込められているとは、思いもよらなかったです。
また、奇襲が成功したにも関わらず、山本長官が苦虫をつぶしたような顔をしていた
ラストシーンの意味も理解できていませんでした。
今なら、多少理解できます。
山本長官にとっては、肝心の空母を撃破できず、到底満足できる結果でなかったからです。
奇襲作戦は、米国の反感を買ったという意味では大失敗でした。

日米開戦を画策した人たちを描いた西木正明著「ウェルカム トゥ パールハーバー」
読むと理解が深まると思います。
外交官寺崎英成を描いた、柳田邦夫著「マリコ」なども面白いでしょう。

今回あらためて見てみて、印象的なシーンがふたつありました。
ひとつは、米国に日本の最後通牒を渡すシーンです。
すでに戦争が開始されたと知った島田正吾演じる野村駐米大使のやるせないやら
情けない表情と、それを受けた米国ハル国務長官の抑制した態度です。

もうひとつは天皇のシーンです。開戦決定の御前会議のシーンはなく、
山本長官が木戸内大臣に付き添われて参内する場面でも、直接登場しません。
御前会議では天皇は自分に責任が及ばないように発言しなかったそうですから
映像化は無理かもしれませんが、描いてほしかったです。

1941年9月6日の御前会議で、
天皇は「四方の海みな同胞と思う世に など波風の立ちさわぐらむ」
(四方の海にある国々は皆兄弟姉妹と思う世に なぜ波風が騒ぎ立てるのであろう)
と、明治天皇の和歌を詠んだとされています。

ここで、家内が「昭和天皇って戦争に反対で、いい人(この場合は平和愛好家?)
だったんじゃない。どう見ても、いいおじいちゃんよ」と言うではありませんか。
彼女の頭の中は、現憲法の象徴天皇のイメージしかないようです。

日本人の半分以上は、おそらく天皇は戦争に反対で軍部(この場合東条英機などのA級戦犯)が
天皇の意思に反して戦争を行ったと思っているのではないでしょうか。

言うまでもなく、旧憲法では主権者は国民ではなく天皇でした。
国権の発動たる戦争も天皇の意思でしょう。
彼は、1901年4月29日生まれですから、対米英開戦を決定した御前会議が開催された
1941年12月1日には、すでに40歳です。事の是非を十分判断できたでしょう。
戦争が始まれば、伊勢神宮に戦勝祈願にも出かけています。
もちろん戦争中は、軍から戦況の報告を聞き個別案件についても意見を述べ戦略ミスを
指摘するなどして「戦争指導」を行っていたようです。
戦争終結は自分の意思と言った人が、開戦は他人の意思と言うのでは
辻褄が合わないように思います。

現憲法では国民一人一人が主権者ですから、政治家まかせにせず、
国民みずからが平和維持について考え、努力しなくてはいけないでしょう。
戦前の天皇のようになっては、戦争の犠牲になった日本および世界中の人々に
申し訳ないと思います。


PS:
17日安倍首相は久しぶりに財界人(東レ会長ほか)とゴルフを楽しみました。
ニュース映像では、ティーショットは右に大きくそれることなく、
低い弾道でまっすぐ飛んだのように見えました。
若干左かな?そんなことはないですね。
アプローチは、ホールをオーバーしていました。
ホールインのシーンはありませんでした。
なぜ?もしかして、OKだったりして。



















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Last updated  2014.08.18 08:19:32
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