三鷹、聞いたか、吉祥寺、二子玉川 and Shibata

今週から国会が始まり、衆議院では予算委員会が29,30日開催されました。
初日の質問者は、自民党と民主党です。

ながら視聴でうる覚えのところもありますが、感想をのべます。

1.山井さん

民主党の政権時代は、厚生労働省の政務次官を務めたひとです。
介護報酬の引き下げと派遣法改正について質問していました。
介護職員の待遇改善（月額12000円増）の実現性について、しつこくたずねていました。
「総理、総理、総理に訊いているのです。総理、お答えください。」と、
何度も発言していました。
所管大臣の塩崎さんがちゃんと答えているのに、総理、総理です。
質問内容よりも、このセリフが耳に残りました。

議論はいつもの通りかみ合いませんでしたが、介護職員の給料がちゃんと
上がったかどうかは、役所に結果の検証を約束させればよいと思いました。

介護職員の給料の安さはいつも問題になりますが、市場原理が働かない世界なのでしょうか。
労働組合はある？
現在でも求人倍率は2倍です。東京は4倍！
景気がよくなれば人出不足は益々深刻になるでしょう。

政府がすすめようとしている介護職の外国人導入にもかみついていました。
外国人実習制度は問題ありとのことです。
日本一裕福な農村川上村で、実習生のパスポートを取り上げたり、
罰金を課したりしている事案が問題となった制度です。

政府の要職にあった人ですから、山井さんには、追求するだけでなく、
提言もしてほしかったです。



2.馬淵さん

今日から始まった電力のベストミックスの有識者会議の「発電コスト検証ＷＧ」の
人選についてただしていました。
・メンバーが7人と異常に少ない事。通常は15－20人。
・しかも、ひとつの団体から2人も選ばれていて、ひとりは座長である事。
通常は1団体ひとり。
・そして、その団体（地球環境産業技術研究機構）は経産省・電力会社と深い関係がある事。
・しかも、深刻な原発事故の発生確率は10万炉年に1度、すなわち実質ゼロという試算を
発表している団体であるとの事。
民主党の時も安全神話を信じていたが、深刻な原発事故の発生確率は2千炉年に1度と
していたそうです。
などです。

馬淵さん、理詰めで慎重な物言いで質問していました。
ＳＭクラブの宮沢経産大臣の答弁はトンチンカンで、苦しい表情でした。
まさにＭ男といった感じで、言葉のＳＭショーでした。
法悦の表情でした。（まさか。冗談です。）

選定基準は秘密ですが、みんなちゃんとした人達ですと答弁していました。
原発再稼働のための人選ですと、言えないところが苦しいところです。
事故処理費や廃炉費用、それに廃棄物処理費用もコストに含めて、原発の発電コストを
ちゃんと計算してもらいたいものです。
把握できないからコストはゼロというのは、もはや通用しません。


続きます。

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