テーマ:注意!流行中の感染症(188)
カテゴリ:経済
新型コロナウイルスは老人だけでなく老舗も直撃。 静かに続いていた日常が破壊されつつある。 飲食、宿泊にかかわる業界が大きな経営的打撃を受けている。 感染防止対策だが、米国では風評被害も発生していた。 有楽町のビアンテは古きを懐かしむ東京人には馴染みの店。 毎年10月~4月まで提供している三重県産カキフライが名物だった。 外食産業の逆風が続く中、武漢肺炎の感染拡大で客足が急減し、運営会社が破綻、閉店した。 =レバンテ 小説「点と線」の舞台―コロナ影響 2020年4月1日 時事通信 信用調査会社の帝国データバンクによると、東京・有楽町の老舗ビアレストラン「レバンテ」の運営会社(中央区)が3月25日、東京地裁から破産手続き開始決定を受けた。 負債額は調査中。 競争激化で厳しい経営が続く中、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い客足が急減し、25日に閉店した。 レバンテは1947年創業。 工場直送の生ビールやカキ料理で知られるビアレストランの草分けで、松本清張の小説「点と線」などの舞台にもなった。 ― 引用終り ― 上野不忍池の森鴎外に因む趣ある鴎外荘が営業終了。 赤字となってまで、維持したくなかったようだ。 森鴎外ゆかりの宿、都内第1号の天然温泉も 2020年3月25日 TRAYICY 東京・上野の水月ホテル鴎外荘は、5月31日をもって営業を終了する。 運営会社の水月は、1946年に設立。 資本金は6,000万円。 本館と新館、東館から構成され、全124室を備える。 宴会場5ヶ所、会議室3室、大理石風呂と古代檜塗り風呂の大浴場2ヶ所を設けている。 文豪の森鴎外の旧邸を囲むように建物が建てられており、邸内のかつて「舞姫」を執筆した日本の間を「舞姫の間」と名付け、食事処や宴会場として開放。 都内第1号に認定された天然温泉「天然鴎外温泉」にはファンも多かった。 ホテルによると、営業終了は新型コロナウイルスの感染拡大の影響などが一因だといい、余力があるうちに営業を終了することを決めたという。 売却先など、今後については未定とした。 ― 引用終り ― 人手不足、後継者難などで多くの老舗企業が存続を諦めている。 地方は少子化による人口減も加わり、老舗の企業倒産が加速。 オリンピック開催までと思っていたところも、武漢肺炎の影響で店仕舞い、事業継続断念を加速している。 2019年「業歴30年以上の 2020.02.10 東京商工リサーチ 2019年の倒産企業の平均寿命は23.7年で、前年の23.9年より0.2年短縮した。 前年を下回ったのは2017年以来、2年ぶり。 産業別の平均寿命は、最長が製造業の34.9年(前年33.9年)、最短は情報通信産業の16.7年(同17.5年)で、その差は18.2年だった。 全倒産のうち、業歴30年以上の「老舗」企業が占める割合は32.4%(同32.7%)で、前年から0.3ポイント低下した。 一方、業歴10年未満の「新興」企業は構成比が26.7%で、過去最高を更新した。 老舗企業の構成比は、地区別では四国が48.4%(前年比3.4ポイント低下)で最も高く、都道府県別では秋田県の58.9%(同3.6ポイント上昇)が最高だった。 代表者の高齢化が進む老舗企業では、後継者育成などの課題を抱えた企業は少なくない。 国や自治体は創業支援に積極的に動いているが、甘い事業計画で創業する企業もあって、創業企業は玉石混交の状態だ。 それだけに、創業支援と同時に、創業後の育成支援もまた重要な課題に浮上している。 「老舗」企業 倒産の構成比は32.4% 2019年に倒産した8,383件のうち、業歴が判明した7,114件を対象に分析した。 業歴30年以上の「老舗」企業は2,308件(構成比32.4%)で、前年の32.7%から0.3ポイント低下。 ただ、倒産に占める「老舗」の構成比は2011年から9年連続で30%以上で推移している。 「老舗」企業は、長年の事業経験に加え、不動産や内部留保など資産形成が進み、金融機関や取引先の信用を維持しやすい。 だが、過去の成功体験への固執や、変化する環境対応に遅れやすい課題を抱えている。 ここにきて代表者の高齢化もあり、事業承継の遅れや後継者不足の場合、生産性向上への設備投資など、効率的な経営が後手に回り、倒産に至るケースも少なくない。 ― 引用終り ―
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コロナを機に廃業や無期限閉店が増えました。
力のあるところは再生し、そうでないところは淘汰されて行くのですね。 コロナが背中を押したというところでしょう。 まあ、内部留保でため込んでいるし、この数年で隠し財産もあることでしょう。 (2020年04月29日 07時46分55秒)
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