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カテゴリ:韓国ドラマ-3-
熱いなあ、チャンドクさん。
医女の修業を始めたチャングム。 暗記、暗記、暗記… うう…私だったら、あの書物の山を見ただけで挫折するな。 外は雪。 戸は開けっ放しだし、碌な暖房器具もないだろうに、 他の仕事もちゃんとこなしながら、眠る時間を削って懸命に勉強するチャングムは凄い。 学んだ事柄を確実に自分のものにしているし。 優しく見守るチョンホ様も素敵。 兵士達を集めてチャングムに実習させてくれるなんて優しい&賢い。 もはや、切り離せないパートナーだよね。 …と、ちゃんと認めてるんだから、どさくさに紛れて口説くのはやめなさい(笑) でも、王宮を出たチャングムにとって、もはや恋は御法度ではないものね。 ただ、チャングム本人は、まだそれどころの状況ではないけど。 恋といえば、対照的なのがクミョンとヨンセン。 初恋を捨てられないクミョン… 愛している人に愛してもらえないし、周囲から応援してもらえる立場でもない。 彼女に残されているのは料理への情熱と、それによって認められること。 ハン尚官の方法を真似て、自分自身も一から成長しようと決意する姿には 本来の真摯な人間性を感じさせると同時に、そこはかとない悲しみも漂う。 料理の競い合いで正々堂々と勝ってさえいれば、陰謀なんて不要だったんだものね。 彼女にとっては二重の苦悩であり屈辱だっただろう。 チェ尚官が最高尚官の座に就き、一族の望みは叶ったけれど、 クミョン個人は色んなものをなくしてしまった。 突然に王様の寵愛を受けることになったヨンセン… 多分、初恋も知らないまま。 王様には敬意や憧れは抱いていただろうけど、恋の対象ではなかったはず。 そんな目で見ること自体、恐れ多いことだろうしな。 その恐れ多い方と、突然お近づきになっちゃうなんて、どんな気持ちだろう。 でも、それを利用してハン尚官とチャングムの無実を晴らしたいと考えるなんて 凄く強い心の持ち主だよね>ミン尚官に止められちゃったけど(^^;) そんな2人の様子に挟まれて、妊娠中のおばさん@トック妻の様子が描かれるのが これまた面白い描き方だなあ、と思う。 王宮のような豊かで華やかな生活とは対照的な、庶民の暮らしぶりの中で 陰謀とも野心とも無縁で、愛する夫に大切にされてる彼女は一番幸福な女性かもしれない。 ―と、ヒロインが居ない場でも、時は確実に過ぎ、多くの事が起きている。 勿論、誰よりも波乱万丈なのがチャングム。 都からアヤシイ医者がやって来たと思ったら、ウンベクさんだった。 アヤシイどころか研究を重ねて、高麗人参の効果的な使い方を考え付いて さすが!と感心したら、何とそれは自分の病気がきっかけだった。 ああ、本当に色々あるなあ…。 ―そんな風に、人は皆、様々な人生を背負っている。 揺るぎの無い強さを持っているように見えるチャンドクさんにも辛い過去があった。 その怒りが強い動機とエネルギーになって、今の彼女になったわけだけど 人の命を救う医者と、復讐を願う個人と…2つに分裂する自分を抱えることになってしまった。 ウンベクさんを誤解して言葉よりも先に手が出ちゃう程、熱~い彼女だから 結局、医者の心が勝る結果になって 彼女の心境を考えるとやるせなさがこみ上げるけど、とても良い結末だったと思う。 そして今、同じように怒りや復讐心から医女を目指しているチャングムも、 いつか、そういう苦悩の時が訪れるのだろう。 う~ん、なかなか深いよなあ。 韓国には「恨(ハン)」という思想があるそうだけど>恨の民族 こういう人間の描き方に表れてるのかもしれないなあ。 ヨンセンが落ち込んでる時、慰めてたヨンノが、ちょっと可愛いかったね。 ○『チャングムの誓い』review今迄の分はこちら から ☆やっくんち☆ ◇人気映画・TVBLOG◇ 『チャングムの誓い』テーブルマスコット付きミニタオル(医女) 「チャングムの誓い」チ・ジニ 写真付き切手 カール・オルジェ&ヒズ・スウェーデン・ピアノ・アンサンブル/NEO-ROMANT お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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