|
カテゴリ:韓国ドラマ-3-
『サランハダ マレジョ』
2004年/韓国 全19話 演出:オ・チョンロク 脚本:キム・ギュワン 出演:キム・レウォン(キム・ビョンス)ユン・ソイ(ソ・ヨンチェ) ヨム・ジョンア(チョイ・イナ)キム・ソンス(パク・ヒス) パク・インファン(ソ先生)チョ・ヨンジャ(先生の妻)チョ・ジョンリン(ソ・ウルチェ) 観ている間は結構ハマってたのに、最終回でいきなり冷めてしまったのは何故?(笑) ネタバレ混ぜつつ思うことを書いてみます。 * * * * * * * まずタイトルバック。 ドレスアップした主要登場人物の4人が大人の雰囲気を醸し出しています。 ヨム・ジョンアがキム・レウォンの膝に足を乗せるところ、 やってみたい~! と思った私は変ですか?>ぉ で、この映像で四角関係の話なんだな、というのはモロ分かりなのですが ドラマ自体は内容はともかく雰囲気の方は、だいぶ違うものでした。 「大人」というよりも、むしろ無邪気で可愛い笑顔のキム・レウォンが拝めます。 彼が演じるビョンスは幼馴染のヨンチェと最初からイチャイチャベタベタしています。 最初は微笑ましい若いカップルと思ったのだけど… ビョンスはあまりにも自己犠牲的というか、献身的過ぎてイライラするし ヨンチェは甘え過ぎてワガママ放題って感じで、ちょいムカつきました>ぇ ビョンスの優しい笑顔に釘付けになってしまうイナの気持ちの方が 言葉に出さなくても十分伝わってきて、その時点では彼女の方に感情移入しました。 でも、その気持ちが言葉に出された時、事態は大きく揺れ始めるので 上手い描き方だなあ…と感心しました。 若いし免疫ないから>ヨンチェとはプラトニック ビョンスがイナの誘惑に負けてしまうのは分かるんですが、 後悔の仕方が激しくて、ちょっと驚いてしまいました。 でも、彼が尼寺で育てられたという設定を考えると納得できます。 その後は学校教師のもとに引き取られ、やはり女ばかりの環境で大人になったわけだし。 続く妊娠騒ぎに対する彼の考えも、彼の幼年期の経験を考えると理解できますから やはり上手いこと作ってるな、という感じ(笑) 儒教の国である韓国は日本よりもずっと規制が厳しいそうなので、 こうした展開はかなり衝撃的なものだったのかもしれません。 で、そんな一瞬の温もりに固執するイナは、普通だったらイタイ女なんですが 美人だから許せちゃう部分もあって>ぉぃぉぃ プレイボーイを気取りながら実は彼女にベタ惚れのヒスの気持ちが分かる気がします。 いや実際、例えば『天国の階段』みたいな、本当の悪女ではないんです。 仕事に生きてきて、成功もして、肉体的には遊んでいても、 心に誰かを住まわせたことがなかった彼女が、 ビョンスの笑顔に、張り詰めていたものが崩れ去るのを感じるのです。 それで、その笑顔を自分の方に向けたい、という欲望に屈してしまうのです。 プライドの高い彼女が髪振り乱して年下の男にすがる様は哀れであり、凄みさえ感じます。 しかも、そうやって彼女は自分が愛したビョンスの笑顔を消し去ってしまうのです。 本末転倒ってやつです。 それでも、すがらずにはいられない…子供のように泣きながら…。 そんな過酷な状況にあって、ワガママだったヨンチェが次第に大人の顔になっていくのが 面白かったです。 自分の苦しみよりもビョンスの苦しみを思いやって泣くところなど、共感しました。 嘆くヨンチェを支えるヒスも素敵でした。 うら若い女の子と、ずっと年上の男性の組み合わせって好きなんです(笑) このまま、この2人で幸せを掴め!と応援しちゃましたよ。 ヒスを悪人もしくは、ただのプレイボーイにしてしまったら元も子もないので>ぇ イナを本当は愛しているけれど、それを口に出せない…という設定は良かったと思います。 でも、出来ればヨンチェに対しても本気になってほしかったなあ。 結婚までは、そんな風に見えていたんだけどなあ… 結婚といえば、まさか結婚にまで発展するとは思わなかったので、そこは驚きました。 もはや当人達だけの問題ではなく、親や兄弟も巻き込むことになる様子はリアルだったな。 結婚後、ビョンスがひとりでヨンチェの実家を訪ねた時のヨンチェ母の対応に泣けました。 最初は思わず笑顔になり、慌てて厳しい表情を作り、一旦は拒否しながらも 帰ろうとする彼を引きとめ朝食を食べさせるところにウルウルきました。 大僧侶様が亡くなった時も、ちょっと泣けました。 ラブストーリーとはちょっとハズレた部分にばかり反応していた気がする…(^^;) ―でもってラスト。 ヒスにイナへの思いを告白するようビョンスが促すところは、まさにタイトルの通り(笑) だから、そういう意味では上手く纏まったと言えるのかもしれませんが… う~ん、ちょっと消化不良というか、ご都合主義というか… いや、全てが納まるべき所に納まったわけですから良いんですけどね。 多分、ほとんどの視聴者がこの結末を望んでいたことだろうと思いますし>私も含めて でも、イナが豹変し過ぎだったかも(^^;) 苦しみを経て、やっと本当の気持ちに気付いた…という解釈も出来ますけどね。 全体的には面白いドラマでした。 REVIEWの部屋に色々置いてあります、見に来てね ☆やっくんち☆ ◇人気映画・TVBLOG◇ DVD 愛してると云って DVD-BOX キム・レウォン 2008年壁掛け・卓上カレンダーセット 「屋根部屋の猫」オリジナル・サウンドトラック(CD+DVD) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[韓国ドラマ-3-] カテゴリの最新記事
|