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カテゴリ:朝ドラ-4>わろてんか~おちょやん
第80話の感想は「つづき」を書いたので
良かったら読んどくんなはれ。 ↑関西弁モドキ 感想は…ここ 「戦争のおかげだす」by菊 朝ドラって 時代背景がいつであっても 感覚はまさに現代…ってのがデフォルトだから 戦中を舞台にした作品は多いけれど 少なくとも最近のは戦争には否定的で 国防婦人会なんて「悪」として描かれることが多い。 だから、ヒロインは参加しない。 例えば『エール』は、そこのところの動機が曖昧で 単に気分が乗らないから参加しない…みたいな印象で終わってしまったけど 『カーネーション』は、先頭立ってヒロインを批判していたリーダーの女性が 戦死した息子の遺影を掲げて街を歩く悲痛なシーンがあったりして 興味深い描き方だった。 この『おちょやん』は、さらに捻っていて 国防婦人会のタスキを掛けるヒロインを堂々と映す。 芝居に関しても 「おもろないからのう」と、シビアな千之助さん 何やら思案している様子の一平 …等を尻目に 「お国のためにもなる」と言っているし。 それが当時の人々の大半が抱いていた感覚なのだろう。 後の「大阪のお母ちゃん」は、あくまでも庶民的。 とはいえ 千之助さんの「おもろないからのう」に続くのは 香里さんの「ず~っと愛国物ばっかしやもんなあ」なんだけど 千代の意見は「次はもっと面白い芝居にしたらよろしいねん」と ちょっとばかり能天気(笑) 「うちらにでけんのは、ちょっとでもええお芝居作って 世の中を元気にすることだす」 これは極めて千代らしいと言えるけど つまりこれが彼女の神髄なのだろうけど 精神論っちゅーか 面白くできるか否か…という手段(?)に欠けている。 一平の様に話を作る側ではないから? 若手の役者が次々と出征していき、続けられなくなった一座が増えているらしい。 でも、鶴亀家庭劇の場合は 寛治君は目が悪いので召集されない― 百久利さんは召集はされたものの戦地に行く前に身体を壊して帰された― ということで、今のところ安泰。 つまり、まだ、戦争の影響を直接受けていない状態。 だから、どこかまだお気楽なんだろうな…(^^;) でも、多分、これらはフラグ。 今の状況が引っくり返される日が来るのだろう。 その予兆(?)の一つとして、福助に赤紙が届く。 一座の誰かでも、ましてや一平でもなく 福助…というところが絶妙(笑) しかも理由が>みつえの推測だけど 「前にいてた楽団で兵隊さんの慰問に行く時も 自分は軍歌なんか吹きたないいうて抜けたりしてたさかい 目ぇ付けられたんやと思う」 なので、一座の皆には直接当てはまらない。 だからまだ自分達は安泰という思いが強いかもしれないけど 俯瞰してみれば 物凄く近くに「戦争」はやって来たー ってことになる(^^;) そうした役割を考えると、福助の先行きはほぼ決まりだな(涙) ただ、この福助の軍歌(を象徴とする戦争そのもの)への思いが サラリとだけど語られたのは やはり、事象だけでなく、思想的なものも浮上してきたことになる。 「こないな時やのに、芝居やっててええねんやろか」 という一平の言葉にもつながって来るかも 「うちがやっていけてんのは戦争のおかげだす」by菊 福助の信念とは逆に“福富”は軍歌のレコードで稼げている。 “岡安”は遂に廃業。 芝居茶屋が傾き始めた頃に 喫茶店(+レコード&楽器店)に商売替えした“福富”と 苦しくても続けることにした“岡安”との 時代を見極める「目」の違いが今回も? …いや、一筋縄では行かないのが戦争だから 軍歌を前面に出している“福富”が皮肉な結末を迎えそうで (つまり、これもフラグかもしれなくて)ちょっと怖い(^^;) 皆が皆、マイナスの方向へ流れが向かっている。 取り合えず差し迫っているのは劇場閉鎖の動き。 まあ、千代だったらどんな場所でも 何なら路上ででも上演しちゃう気がするけどね(笑) 問題は客… ☆トラックバックは何がなんだか…ひじゅに館へお願いします☆ http://yakkunchi.blog90.fc2.com/tb.php/3867-e44c7556 ☆応援クリック、よろしくお願い致します☆ にほんブログ村 人気ブログランキングへ 栗羊羹 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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