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カテゴリ:トランクルーム貝塚
11年前のトランクルームオープン当初から、後見人を立てた契約が時々ありました。
それが、ここ数年増えてきています。 やっと、後見人というのが世間に認知されてきたのでしょうか・・・ 成年後見制度は精神上の障害 (知的障害、精神障害、認知症など)により判断能力が十分でない方が不利益を被らないように 家庭裁判所に申立てをして、その方を援助してくれる人を付けてもらう制度です。 弊社トランクルームの基本対象条件の1つに「制限行為能力者の方は法定代理人等が必要」とありますので、成年後見制度が必要な方でも利用できるようにしているのです。 後見人と言っても、実際は認知症の老人を後見する弁護士の方が多いです。 やはり何だかんだ言っても、割と新しい制度を活用するのに弁護士が最も信用力がある証拠でしょう・・・ 受け入れ側のトランクルームも、この制度をよく理解し契約者を見極め、賃貸借契約を結ばなければなりません。 契約者は判断能力があるのか? 契約者は制限行為能力者(未成年、成年被後見人、被保佐人、被補助人)か? 取消権、同意権、追認権、代理権といったキーワードも重要です。 これらをキチンと抑えとかないと、後でクレームになったらそれこそ大変です。 そして、これらは通常の不動産契約にも、勿論応用できます。 少子化、晩婚化、結婚率低下(未婚率上昇)、離婚率増加・・・これが今、日本を取り巻く現状です。 このまま放置すれば、増々増えるような気がします・・・ それが結局、「孤独な老人」をドンドン生み出す原因になり、後見人が必要な老後環境に繋がっていくのだろう思います・・・ 周りを見渡しても、そのような人も増えていますし、その予備軍も含めると相当な数に膨らみそうです。 しかしよく考えてみると、「誰か後見人をつけようか・・・」言ってくれる人(親戚)がまだいる人は幸福かもしれません。 それすらない、そんな事を言ってくれる人もいない天涯孤独の人が、今の日本の状況が改善しない限り増えるような気がします・・・ 残念ながら、そういったシニアマーケットが今後伸びる可能性があります・・・ まァ、今後重要になってくる後見人の制度の法整備も含めた将来像に、どうしたらトランクルームと不動産ビジネスをリンクできるかに知恵を絞りだそうと・・・ ひょっとしたら5年後くらいの、団塊世代(昭和22~24年生まれ)が73~75歳になったあたりから、スタジオにブームが起こるかもしれません・・・(笑)。 何故なら、彼らは3学年で800万人を超え(今はせいぜい1学年100万人)、彼らは昭和40年代前半に空前の大ブームを起こしたGS(グループサウンズ)を支えた世代で、ベンチャーズやビートルズの多大な影響を受けた世代ですから、絶対老人ホームでもそういった音楽が流行っているはずだからです・・・(笑)。 彼ら団塊世代は戦前戦中派とは明らかに違った、戦後の新しい教育を受けた人種なのです。 そういう新しい巨大なシルバーマーケットが直ぐそこにやって来るのに、老人ホームで昔ながらの「チーチーパッパ・・・♪」といった童謡は無いでしょう・・・ 団塊世代に続く我々昭和30年前後生まれになると、また違ったマーケットになりそうです・・・ 人口が大幅減になり、音楽も日本のフォークソングや洋楽ロックに大きく変化していきます・・・ それほど多感な小学校から中学高校時代に聴いた(流行った)音楽が、死ぬまで影響するのです・・・ いずれにしろ、老人ホームではリクレーションとしての音楽が大きな役割を担っていますので、経営側では競争が激しいこの業界で勝ち残るために、そういった傾向と対策が必要なのは言うまでもありません。 当り前の事ですが、マーケット戦略として供給側が需要側の歴史(時代)背景まで紐解くのが常識です。 数年前に関空前のマーブルビーチでウインドサーフィンしていると、岸で中国人らしき数人の団体の中の同じような年恰好のオッサンが私に向かって「ワー、ワー」何か叫んでいました・・・ 「何かいな?ケンカ売ってんかいな?」と思って岸に戻って、その中の日本語の分かる若者の中国人に「このオッサン、何を言ってんや?」と聞くと、「何で?あんたは私と同じようなジイサンなのに、若者がするようなウインドサーフィンをやってるのか?」と不思議がっているとのこと・・・(笑)。 最初何の事かピンときませんでしたが、「我々が青春時代の40年前は日本は自由主義国で、その頃からウインドは流行ってたんや」「あんたら中国はまだあの頃はバリバリの共産国やったから、ウインドの存在すらなかったのとちゃう?」と。 続けて「国の社会体制が違っていたら、同じ年でも全く違った青春時代を送ったんや・・・」と。 最後に「残念やけど、日本では20年前にウインドブームが去ってしまって、やっているのは50過ぎのオッサンばっかりや・・・」「しかし小さいながらも日本にまだ、オッサン向けのニッチマーケットがあるで・・・中国はないけど」と言うと、彼らは目を白黒していました・・・(笑)。 1980年代後半の東欧の社会主義体制が崩壊してから、マイケルジャクソンを始め多くの欧米のアーティストがそれらの国にツアーを仕掛けましたが、東欧は完全に遮断されていた中国と違って、陸続きの近い欧米から密かにそういった音楽を聴いていたので、そういうマーケットが存在していたのです。 まァ、そんな事を10年ワチャワチャしていると、自分も70歳になりますから、今からそんな事もやりながら自分の「人生の後始末」も考えていかなければ・・・(笑)。 もう60になると、「人生の逆算」ばっかりしている自分がイヤになります・・・(笑)。 にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.03.11 08:00:26
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