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カテゴリ:トランクルーム貝塚
弊社トランクルームのお客さんの多くは、もちろん大阪府在住です。
多くと言ったのは、100%ではなく80%くらいという意味です。 では、残り20%は? もちろん、大阪府以外です。 京都、兵庫、和歌山、奈良といった関西、そして転勤や留学で海外在住の方・・・ 見逃していけないのが、東京のお客さんです。 東京からわざわざ借りに来る? それが、来るんです・・・不思議と。 厳密言えば、東京のお客さんも2つに分かれており、 1.純粋に東京在住の東京人(理由:単に安いから) 2.東京在住の大阪人(理由:いつか大阪に戻るから) 2の「大阪人」というのがポイントで、転勤や大学進学でたまたま今は東京在住で、いつか大阪に戻るという事で、実家のある大阪のトランクルームに自分の荷物を置いておきたいという心理が働きます。 東京は人口1400万人の日本の首都で、2020年東京オリンピックが開催される、今最も世界が注目する国際都市です。 この東京に大阪人の住む割合は少なくなく、彼らをターゲットにした巨大な潜在マーケットがあるように思います・・・ 例えば、同じ大阪でも堺以南の南大阪(泉州エリア)出身の東京在住の泉州人を対象にした「居酒屋」メニューで、泉州名産の「水ナス」や「じゃここうこ」なんかを出すと、私なら懐かしさの余り泣いて食べますねェ・・・(笑)。 これは、転勤や留学で海外在住の「大阪人」にも当てはまる事で、ホームページの分析ソフトを見ると海外から結構閲覧されていますが、決して外国人が見ているのではなく、海外在住の「大阪人」が見ているだけだったのです・・・ トランクルーム開業当初、分析ソフトで毎日ヨーロッパの某国から見てるなァ・・・と思っていた矢先に、その国からメールがあり、「今、○○国の大使館勤務なんですけど、また別の国に転勤予定で当分日本に帰れそうにないので、今度大阪に帰ったら家を処分するので(売却)、残った荷物をトランクルームで保管したい・・・」というメールがあり驚いたものです。 それ以降、そういった海外在住の大阪人からのオファーがチョイチョイあり、この商売って結構ワールドワイドなんだなァと感心したものです・・・ たまたま大阪でトランクルームを営んでいるというだけで、こんな想定外の需要があったなんて思ってもみなかった事です。 ホント、大阪でビジネス出来てヨカッタと思います・・・(涙)。 どこかから大阪に移り住んでトランクルームビジネスを始めたのではなく、たまたま家業が織物工場で不景気の波を被って廃業して工場を改造しただけなんです。 たまたま、偶然に偶然が重なっただけで、自分はただ舵を切っただけです。 家業の土台を作ってくれた先祖に、ただただ感謝するだけです・・・ まァ、代々地元貝塚で織物業を営んできたという歴史が、地元での信用力に繋がっていたのだろうと思います。 これが、織物業を「倒産」させていれば、地元での信用はゼロになってしまい再起も難しいでしょう。 キチンと「廃業」出来たから、「転業」出来たのです。 正に、天国と地獄です・・・ これって、現在の日本の法律下ではアメリカのノンリコース(担保を取るだけで終わり)と違って、我々中小零細企業オーナーは銀行から借金をすれば個人保証までさせられますので、非常に重要なポイントだったのです。 アメリカで自己破産しても直ぐに再起は出来るが、日本で自己破産や倒産すればケツの毛まで抜かれ再起は至難の業・・・というのは、そういう事だったのです。 いずれにしても、地元で商売できる・・・それも、こちらから営業に出向かなくても、わざわざ遠方から客が来てくれるというのは計り知れない恩恵をもたらします・・・(涙)。 織物時代は毎週丸1日潰して大阪本町まで営業に行っていましたが、今はアナログティックな営業不要の地方都市でもネット集客できる素晴らしい時代になりました。 サラリーマン時代と織物業時代を通じて営業の難しさとシンドさを痛感しているだけに、今のトランクルームとスタジオビジネスは天国に思えるのです・・・(涙)。 不動産仲介は多少の営業力が必要ですが、それでも以前に比べたら屁みたいなモノです・・・ まァ、営業不要と言っても、毎日はしませんんが、気が向いた時にそれなりにボチボチやってますが・・・(笑)。 トランクルームは同じ町内の自宅から1分です。 トランクルームの所在地は私の本籍地で、今から約150年前の江戸時代末期に2軒隣の本家から曽祖父が分家した場所で、正に祖父や父が生まれた場所だったのです。 通勤時間1分・・・これって、正に理想的な職場環境だったのです。 もし、通勤場所が0分・・・仕事場と自宅が同じであれば、奥さんが嫌がります。 旦那さんにとって便利なようですが、奥さんにとって心理的に絶対NGなのです。 やはり、世の奥様方は、旦那さんと常に一緒(仕事もプライベートも)というのはイヤなのです。 このストレスで奥さんが病気になったり、離婚したりするケースが世間で溢れるほどありますから・・・ トランクルームに旦那さんの趣味や自営業者の仕事関連のモノが結構多いというのも、家庭内に旦那さんのモノを持ちこまないでという夫婦バトルの結果か・・・(笑)。 トランクルームは世相を反映する・・・とは正にこういう事を言うのでしょう。 こちらの想定外のモノや訳アリ事情が結構多い・・・これがトランクルームの実情です。 「ナルホド、こんな使い方があったのか・・・」「こんなコレクションが世の中にあったのか・・・」「エ!そういう事だったのか・・・」「うそ~ホンマかいな・・・」てな具合に、当初は驚きの連続だったのです・・・ 勿論、そういった感情は表に決して出しませんし、守秘義務があります。 普段生きている日常生活では、想定外の事やモノに出くわす機会が少ないものです。 そういう意味で、トランクルームという商売は刺激的でオモシロいですわ・・・ お客さんが小学生から70代まで会員数530人を超えた「リハーサル音楽スタジオ」で音楽の刺激を受け、事業(ビジネス)用不動産の仲介で毎日想定外のオファーが来る・・・ リハスタは年齢によって色んなジャンルの音楽に触れる事ができ、事業用不動産仲介業はオファーに対し成約に至るのは10%以下なので、90%以上はそれこそガセネタや噂話も含めてイロンナ地元の情報や話が飛び交う業界なのでオモシロいと言えば確かにオモシロいですねェ・・・ トランクルームとスタジオは「インドア」ビジネス(来店型)で不動産は「アウトドア」ビジネス(出張型)という事で、結構肉体的にもバランスが取れて毎日バタバタしていますが、これがイイ刺激になっているんでしょうねェ・・・(笑)。 という事で、東京に離れて暮らしても、遠い海外で暮らしていても、大阪が恋しい・・・ある意味、低価格を武器にエリア拡大戦略を取った弊社トランクルームは郷愁を誘ったビジネスと言えるかもしれませんねェ・・・(笑)。 にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.03.11 10:05:19
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