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カテゴリ:中小企業の生きる道
昨今株式上場している大手企業はM&Aを繰り返し企業規模を拡大し、グローバル化した経済戦争を生き抜こうとしているようです。
会社が生き残るために、ソコまでするか・・・? というのが、部外者の率直な意見です。 社名が変わり、合併先との社員の交流や配置転換、海外転勤・・・ドンドン仕事環境が変わる。 自分の営業成績や会社の業績が良くても、ある日突然M&Aの発表がされ・・・人生が一転。 「イヤイヤ、会社の都合で俺の人生が変わって堪るか!」・・・と言いたいのが社員のホンネでしょう。 自分の努力以外のところで、自分の人生を振り回されるほど悲しい事はありません。 と言うか、そんな事で人生を狂わされるのも、普通に考えればオカシイはずです。 会社、カイシャ・・・って一体何でしょう? 大手の下請けの仕事をしている中小零細企業も、発注者側のM&Aやグローバル化の方向転換で大きな影響を受けます。 弊社も4,50年間も売上げ14兆円もある大手総合商社の伊藤忠と直接委託生産(賃織り)を100%受託していましたが、バブル崩壊とグローバル化で伊藤忠の方向転換(繊維カンパニーの川下強化と事業投資強化)で祖業だった繊維原料ビジネスは殆どなくなり、弊社への発注が無くなりました。 この時痛感したのは、業者任せ(下請け)のビジネスはダメで、転業したら繊維とは完全に縁を切って(これまでのコネクションを使わず)、全く新しい事業を自ら起業してエンドユーザー(消費者)と直接ビジネスしていこう・・・だったのです。 昭和3,40年代の子供の頃に、ガチャガチャと24時間織機を動かしドンドン布が織り上がり出荷している様を見て、父親に「こんなけ織ってどうするん?」と質問すると、「西ドイツに輸出するんや・・・」との答えに「・・・?」と何かモヤモヤした気持ちを抱いたのを思い出します。 「そんなに同じモノを織って、どうするんや(何になるんや)?」という素朴な疑問を抱いていたマセタ子供だったのです・・・(笑)。 という事で、これからのネット時代は大企業と真逆の企業規模を出来るだけコンパクトにし、大手と競合しない分野で(ニッチマーケット)、ネットを駆使しエンドユーザー相手の小回りを利かすビジネスなら生き残れるだろうと思うのです。 それがトランクルームであり、音楽スタジオ、卓球場、自習室だと思うのです。 これの深耕策を図っていくのが、私のこれからの仕事になります。 そして、これまでの経験上「管理」が一番の要だと思うのです。 自分の「器」の範囲内での管理・・・これがキモです。 どんな業界でも企業にしろ個人にしろ、これは共通の「心理」です。 残念ながら不動産仲介業は、既に大手が続々と参入しており将来的には全国的でシステマティックなネット契約が主流になれば、零細企業の出番は少なると予想されます。 出番があったとしても、年中物件調査やクレームで走り回わらなければようなヤヤコシイ物件ばかりで、費用対効果は薄いように思うのですが、唯一希望があるのはFPやコンサル資格を活かしたキメの細かいコンサルティング不動産仲介や、月極ガレージなど大手が見向きもしない手数料が少ない物件かも知れません。 ただ弊社のように一人でボチボチ仕事をしても大手と同じ法定仲介料(3%)なので、日頃はそういった営業活動をする一方で、虎視眈々と何千万円以上の売買仲介も狙う姿勢も必要だと思います。 にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.01.09 15:00:55
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