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カテゴリ:中小企業の生きる道
大学を卒業して社会人になって40年、サラリーマン(建築建材メーカー営業)~織物業~トランクルームと2度転職して「これ一筋!ではない人生」を歩んで来ました。
泉州の地場産業だった織物業が家業でしたので、子供の頃から仕事の状況に敏感でしたので、1970年代までの高度成長期はイケイケドンドンだったのは実感としてありましたが、高校生の時のオイルショックでこれは大変な事になったという悲壮感がありました。 円高不況時のバブル前年の大変な1987年に、新工場を建て1台1000万円もするエアージェット織機を20台導入しました。 不況時に人生の大決断をしたのです。 サラリーマンから家業に戻って3年目で当時2人の子供はまだ幼児で、将来を考えると「前向きに行こう!」と旧式のシャットル織機を捨て最新のエアージェット織機に思い切って切り替える決断をしたのです。 何億もする設備投資でしたが、どん底景気でしたので建物や織機や設備一式をバブルに比べると30%くらい安く買えました。 ココです・・・ポイントは。 世の中の経済は需給バランスで成り立っていますので、誰もが手が出せない時期に買うとモノは安くなり、誰もが買うようになるとモノは高くなるのです。 それを八百屋で野菜を買うのではなく、旧工場を取り壊しシャットル織機を廃棄して新工場を建設するという人生最大の買い物で実感したのです・・・(汗)。 それから20年後のまだ景気がそれほど悪くなった時期に織物業を廃業して(同時にトランクルームに転業)、北京オリンピック前の好景気に沸いていた中国に20年間355日24時間エンドレス稼働で散々使い倒したその中古のエアージェット織機を高値で売却しました。 その2年後にリーマンショックです。 無理にガンバって廃業が2年遅くなれば、大変な目に合うところでした・・・(汗)。 私は株の売買はしませんが、この織物時代の20年間で当時世界最先端のトヨタのエアージェット織機を安く買って、散々使い倒したボロボロの織機を高く売り抜いたのです。 不思議な事に、確たる自信を持って2つの決断(購入と売却)をしたかと言うとそうでもありません。 運がヨカッタ・・・と言えば確かにそうかも知れませんが、何か「不思議な勘」が働いたのでしょう。 人生の局面で発揮する勘とでも言うのでしょうか・・・? まぁしかし3年前からコロナで世界経済が疲弊し、昨年から円安、ウクライナ戦争と日本経済にとってトリプルパンチです。 こういう時こそ、誰もができない積極的な事業展開しなければ・・・と36年前のエアージェット織機を導入した時の事を思い出し、2年前のコロナの真っ最中に「スタジオ0724」では3室目のCスタジオ、昨年は本館屋根の大規模改修工事や和太鼓6台を導入し、今年に入り4室目のDスタジオを増設し、積極的に攻めてきました。 その背景にあるのは「コロナが収束すれば、必ず盛り返すぞ!」という強い願いです。 経営者と言うのは希望がなければ、モチベーションを保てません。 ココです・・・ポイントは。 バブル期のように誰もがイケイケドンドンの時は逆に静かにすべきで、こういうコロナ不況の誰もが様子見の時こそ前に出るべきだったのです。 恐らく「こんな不況時にスタジオ増設なんて、アホちゃうか?」と一般人から見ればそうかも知れませんが、経営者目線でいうと「なるほどねェ~」なのです。 一般人と経営者では、モノの考え方が180度違うかも知れません。 逆に同じだと・・・ヤバいかも。 「コロナも収束し、これから設備投資だ!」と言っている場合ではないのです。 みんながそう考え、原材料代も上がっていますので、過当競争に陥るだけです。 言うは易く行うは難し・・・ですが(汗)。 バブル期もバブル前に勝負がついていたのと同じように、コロナ後の勝負はもうついているのです。 事業用の不動産仲介業者的には、決してそんな事は言いませんが・・・(汗)。 という事で、コロナ不況の3年間でスタジオを2室増設し和太鼓6台を購入しても、36年前の新工場建設と1台1000万円もしたエアージェット織機20台を導入した設備投資金額に比べれば大したことはなく、これまで通り堅実に無借金経営を貫くだけです・・・(汗)。 「トランクルーム貝塚」「スタジオ0724」「貝塚卓球センター」「テレワーク&スタディ貝塚」 「 貝塚不動産.com」 大阪府貝塚市名越661 tel:072-446-0798 mail: info@sasatani.com にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 大阪府 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.05.20 14:00:50
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